あなたの悩みはどのタイプ? 基本の毛穴タイプ3つ


「毛穴が気になる」とひとことで言っても、その毛穴の状態は人によってさまざまです。まずは、自分の毛穴を冷静に見つめてみることも大切。手鏡を顔に近づけてじっくり観察するか、もしあれば拡大鏡を使ってチェックしましょう。

 


【タイプ1】 詰まり毛穴

 

Tゾーンに多い、出口に栓ができたような状態の毛穴。栓の部分が黒ずんでいることもあります。この栓は、一般的に「角栓」と呼ばれ、皮脂と汚れなどが混ざって固まったものです。

縦長のくぼみは毛穴、右側についた袋は皮脂腺を示します。皮脂腺で分泌された皮脂は毛穴に詰まりやすく、放っておくと角栓に。さらに放置すると酸化して黒ずみます。


【タイプ2】すり鉢毛穴

 

毛穴の出口が、本来の毛穴よりも大きくなり、すり鉢状に凹んだ状態を「すり鉢毛穴」と呼びます。Tゾーンや頰の内側に多く、よく観察すると奥のほうに毛穴詰まりがあったりもします。

皮脂分泌の増加や角質肥厚によって毛穴が詰まりやすくなると、アクネ菌が皮脂を炎症性の「遊離脂肪酸」に分解。毛穴の出口の皮膚がダメージを受けて削られてしまう。


【タイプ3】たるみ毛穴

 

肌のハリが失われ、毛穴が楕円形にのび、さらに毛穴同士がつながって見える状態に。これを「たるみ毛穴」といいます。たるみ毛穴が現れるのは、主に頰の内側。すり鉢毛穴と近い位置にできるので見分けが難しいこともありますが、目尻の皮膚を斜め上に軽く引っ張ってみて毛穴が目立たなくなるようなら、それはたるみ毛穴です。

毛穴を周囲から支えているコラーゲンやエラスチンが減ってしまうと、毛穴がだらりと緩んだ状態に。皮脂が変化した遊離脂肪酸によるダメージで、たるみ毛穴が進行する場合も。