肌を動かさない、摩擦を与えないスキンケアが大切!


一度目立ってしまった“穴”は、もちろんすぐに小さくなることはありません。でも、毛穴をそっと優しくお手入れしてあげることで、1ヵ月後、2ヵ月後、そして半年後、1年後……と、徐々に引き締まり、汚れも詰まりにくくなるのがわかるはず。コツは、スキンケアをするとき、肌が動くほど強い力を入れないこと。その正しいケア方法をお伝えします!

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その1:クレンジング【夜】
1. クレンジング料を手にとる
おすすめは、クリームやジェル、バームタイプ。

2. 肌を動かさないようにしながら、顔全体になじませる
指の腹全体を使い、クレンジング料を肌の上で優しく動かすようにしてメイクを浮かせる。40秒~1分程度で終わらせる。

3. 7〜8割だけ落とす気持ちで優しくすすぐ
ぬるま湯ですすぐ。その後、洗顔をするときに落ちるので、多少残っていても問題なし。

 

その2:洗顔【朝・夜】
1. しっかり泡立てる
洗顔料はパッケージに「毛穴汚れや古い角質を落としながら潤いは奪わない」と書かれたものがおすすめ。夜の洗顔はクレンジングの後に行う。

2. 泡を肌になじませるように洗う
Tゾーン→頰の順に泡を顔にのせる。手のひら全体で泡をプッシュし、肌に優しくなじませるようにするだけで、汚れが吸着されていく。

3. 肌をこすらないよう優しくすすぐ
ぬるま湯ですすぐ。洗顔後、鏡でチェックして肌が赤くなっていなかったらこすらず洗えた証。

その3:角質ケア
●毎日ケアに……「角質ケア美容液」
すべての肌タイプのデイリー角質ケアにおすすめ。洗顔後、製品に表示されている適量か、やや多めの量を手にとり、顔全体に優しくなじませましょう。

●週に1〜2回のスペシャルケアに……「クレイマスク」
混合肌〜オイリー肌はときどきクレイマスクを。クレイの粒子には目に見えない小さな穴が開いていて、皮脂や古い角質などの汚れを吸着してくれます。混合肌ならTゾーンだけでも。

●週2〜3回のスペシャルケアに……「酵素洗顔料」
肌タイプを問わずに使える酵素洗顔料もおすすめ。酵素は角層細胞の結びつきを緩めて落としやすくする成分です。いつもの洗顔に代えて週2〜3回使用してみて。

その4:与えるケア【化粧水・美容液・乳液】

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1. 化粧水は「適量より多め」が正解
手のひらに500円硬貨大の化粧水をとり、顔全体に優しくなじませる。2〜3回繰り返し、たっぷりつけて。コットンは繊維で肌を摩擦してしまうので、手でつけるのがベスト。

2. 美容液は小鼻の脇も忘れず、毛穴に入れ込む気持ちで
製品に表示されている適量を手にとり、両手に広げて顔全体になじませる。できればもう1回重ねて。毛穴が気になる部分には、指の腹で丁寧になじませる。

3. 肌の状態に合わせ、 乳液かクリームでフタを
Tゾーンは少なめ、Uゾーンには多めに塗る。乳液よりも潤いを守る力が高いクリームがおすすめ。


毛穴にはまず「ビタミンC」が即効性あり


過剰な皮脂を抑え、皮脂による炎症や酸化を防ぐには、ビタミンCが効果を発揮します。赤く炎症を起こした毛穴にビタミンCをイオン導入すると、たちまち赤みが引いて毛穴が引き締まるほどの即効性を示します。

ビタミンAとB群もそれぞれ、ビタミンCがもつ皮脂分泌抑制作用、抗炎症作用、代謝促進作用を併せもっています。3つを一緒に肌に塗ることでビタミンCのパワーが大幅にアップし、代謝が上がり、肌の免疫力を維持しつつも過剰な免疫反応(=敏感肌)や皮脂分泌は抑えられるという、理想的な状態になります。