ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、簡単で軽やかなベースメイク編です。


vol.46
勇気を出してベースを薄くしたら、その方が若々しく見えたんです!

 

今回ご注目いただきたいのは、肌! 左の写真は、下地、カバー力の高いリキッドファンデーション、コンシーラー、フェイスパウダーを厚めにしっかり塗った肌。一方右の写真は、気になる箇所にだけCCクリームをさっと塗って仕上げた肌。もしかしたら、「左のほうがキレイじゃん!!」と思う方もいらっしゃるかもしれません。でも、若々しさなら!? 軽やかで素肌感のある右のほうが、イキイキとして若々しく見えませんか? しかも、毛穴落ちやくずれもしにくく、1日中快適な肌でいられるというメリットもあるんです。

 

いつもよりメイクに気合が入る時こそ
抜け感のあるシースルー肌が正解です!!


今日はバッチリメイクで決めたいぞ! という場面、何かしらあると思います。たとえば女子会や写真撮影をするような時など。私自身も写真や動画の撮影の時、つい気合を入れてカバー力のあるアイテムや色白に見せるパウダーを大量に塗って臨んだものでした……。でも結局、夕方にはくずれて汚くなってしまったり、隠蔽感が強過ぎて顔がのっぺりして見えたり、顔が大きく写ったり、そして何より老けて見えたりして、「いつものベースメイクのほうがキレイだったかも」なんて思うこと、ありませんか!? 色々隠したい部分があるし、その気持ちは私もよ〜くわかりますが、勇気を出していっそご近所に出かけるくらいの、薄くて軽くて最小限なワンマイルベースメイクくらいにすると、若々しくてかつ、余裕のある印象の肌に仕上がるんです! 特にポイントメイクを盛りたい時こそ、肌は引き算が正解。肌に透け感があれば、ばっちりポイントメイクと合わせた時でも、いかにも気合入ってます感なく、華やかに仕上がりますよ。

 

こちらはカバー力満点のベースメイクをフルで重ねた肌。もちろん、肌仕上がりそのものは美しいですが、しっかりめの隙のない肌と、バッチリなポイントメイクと合わせることで、老けて見える恐れも……。

 

一方こちらは、顔の中央にCCクリームを塗った肌の仕上がり。程よく透ける素肌感があることで、ポイントメイクの華やかさも引き立ち、大人の余裕が演出できます♪

 
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