ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、夏メイクに合わせたいリップ編です。


vol.55
明るく華やかな夏メイクは、リップで締めると大人っぽくまとまる

 

今回のテーマは夏メイクの色合わせ。左の写真はオレンジコーラル系の明るいカラーを使った夏らしいメイク。一方右の写真は、全く同じメイクで、唇にダークレッドのリップを重ねたメイクの仕上がり。明るく透け感のある色を多様しがちな夏メイクですが、右写真のようにリップを少し暗めにすることで大人っぽいまとまり感が出て、夏らしさの中にしゃれ感も感じられないでしょうか?

 


実は散漫になりがちな夏メイクは
暗めのリップでおしゃれにまとまる!

 

夏メイクといえば、オレンジやイエローといった太陽カラーやブルーやシルバーといった涼しげカラーなど、ラメたっぷりの透けツヤカラーメイクを楽しむ絶好のタイミング。「1年中同じメイクだわ」「結局ブラウンベージュ系を選んでしまう」という方はぜひ、夏らしい色をメイクに取り入れてみていただきたいです!
が、ひとつ注意したいのが、全部明るいツヤカラーでまとめると、大人の場合は締まりがなくなりがちということ。夏カラーを楽しむなら、大人は1ポイント、締めたほうが上品で洗練された印象にまとまりますよ。最近の私のイチオシが、チョコレートみたいなダークレッドのリップ。明るいカラーのリップの上に重ねると、見た目ほど暗くなりすぎず程よくシックでおしゃれに仕上がります! ダークカラーのリップ自体、すごくおしゃれなのですが、アイメイクがスモーキーで陰影強めな日に合わせるとクールになりすぎるので、目元は明るめのシアーカラーでさらっと仕上げた日にこそ合わせてみてくださいね♪

 

こちらは、明るくシアーなアイメイクに、ツヤやかで明るいコーラルリップを合わせたメイクの仕上がり。もちろん、これでもいいのですが、大人の場合、メリハリがなく、全体的にぼやっとした印象になりがち。
 

 

こちらは、上写真と全く同じメイクの上から、ダークレッドのリップを唇に重ね塗りしたメイクの仕上がり。唇にブラウンみが加わり引き締まったことで、顔全体が引き締まり、大人っぽくまとまるとともに、しゃれ感も出ます。

 
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