グリーンに囲まれた生活に憧れて観葉植物を家に迎え入れるも、徐々に元気がなくなり、葉っぱが落ち、しおしおになってしまう……。そんな経験はないでしょうか。室内は特に、日当たりにムラがあったり、今の時期ならエアコンや扇風機の風が当たってしまうなど、どこに置くのがベストなのか悩んでしまいます。今度こそ、観葉植物にいきいきと育ってほしいと願う人におすすめなのが、「くるみどりちゃんねる」さんの『私のゆるっと植物生活 - 初心者でも、一人暮らしでも、日当たりの悪い部屋でも!』です。

「くるみどりちゃんねる」さんは、もっと気軽に観葉植物を育て、管理するための方法を教えてくれる“観葉植物YouTuber”。今回は「どこに置く?」から「水やりのコツ」まで、室内で観葉植物を楽しむ基本について、本書から一部抜粋してご紹介します!
 

「植物どこに置く?」はここを押さえよう

 

大前提として知っておいてほしいのは、植物はインテリアのアイテムではなく、生き物だということ。なので、置き場所を間違えてしまうと、元気がなくなってしまいます。基本的には、直射日光が当たらない「明るい日陰」が理想です。熱帯、亜熱帯地方生まれの植物が多く、寒さに弱いので、10℃を下回る場所は避けましょう。また、風通しが悪く空気が滞ると、光合成がうまくできなくなってしまう恐れも。風通しの良い環境は、人だけでなく植物にとっても快適なのです。 

 

⚫︎屋外 or 屋内?
春や秋など、植物にとって心地の良い適温の季節であれば、風通しの良い屋外はとても管理が楽です。ただ、家で愛でながら育てるのが観葉植物の醍醐味でもありますので、今回は基本的に屋内での育て方を紹介します。

⚫︎「水・光・風」が欠かせない
植物を育てるために必要なのは、水、光、風。この3つのどれが欠けても、うまく光合成ができず生長しません。種類によって耐陰性があるもの、水切れに強いものなどはありますが、この3要素は常に頭に入れておいてください。

⚫︎窓辺がいいとは限らない
家の中で植物を育てる際の置き場として窓辺はよく選ばれますが、窓辺は昼と夜の寒暖差が激しいことが多く、ベストな場所とは限りません。冬の気温が下がる時間帯には、窓辺から少し離したり、暖房のきいた部屋に移動させたりするなど、工夫してください。寒暖差が10℃以上あると、弱ってしまう原因になります。
 

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【写真】初心者にオススメ! 育てやすい観葉植物3選
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