日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、家族の対立にモヤモヤするエピソードです。

 


「●●君の服装、なんとかならないの?」おしゃれ好きな息子と義母の板挟みに


エピソードをお寄せくださったのは、大学生の息子さんを持つサトコさん(40歳・主婦)。

この春、息子が大学生になりました。もともとおしゃれが好きだった息子。制服や厳しい校則から解放されて、髪をカラーリング(今はブルー!)したり派手なお洋服を試したり、自由を満喫しているようです。

私は子どもを産むまでショップ店員をしていたので、洋服が大好き。息子がいろいろおしゃれしているのを見るのはとても楽しいです。今の若者ファッションって、すごくシンプルだったり派手だったりジェンダーレスだったり、幅広くて面白いですね。

問題は、徒歩圏内に住む夫の両親です。唯一の孫である息子をとてもかわいがっていて、大学に入ったときもとても喜んでくれていたのですが、息子が日に日に派手になっていくのを見て目が三角になっています。会うたびに眉をひそめて髪型や服装のことを言うので、息子はうんざりして反抗的に……。

特に義母がとても保守的な女性で、若い頃は私もよく厳しいことを言われました。ハタチそこそこでデキ婚し、出産後すぐご近所で暮らし始めたので、昔から義母に歯向かわないように気を付けてきた私。息子の自由にさせてあげたいのですが、義母を怒らせたくない。家も近いし、いざこざが長引くと厄介です。

「おばあちゃんは心配しているのよ」とフォローしても息子はどんどん頑なになって、ゴールデンウィークに義両親宅で集まる予定がありましたが来ませんでした。これからますます義母の怒りを買うことを考えると頭が痛いです。

 


「冷却期間を置く」がベストかも?


オシャレを楽しむ息子さんを見守るサトコさんの視線の優しさが伝わってきました。ファッション好きは親子の共通点なんですね。

義実家と徒歩圏内にお住まいで、よく行き来されているご様子。とても仲が良いファミリーですね。お子さんが思春期になったら、もっと距離ができてもおかしくないように思います。若くして結婚・出産されたからこそ、義両親を立てて、大切にされてきたのかなと思いました。

しかし一方で、ずっと親密に過ごしてきたからと言って、いつも同じ距離感でいる必要もないのでは? と思います。

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【漫画】「あの子の服装なんとかならないの?!」義母と息子の間で板挟み…
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