日常で感じる「ちょっとした違和感」について井戸端会議していくこの連載。ウェブマガジン「ミモレ」とその読者コミュニティ〔ミモレ編集室〕に寄せられた皆さんのモヤモヤエピソードをご紹介していきます。

今日ご紹介するのは、職場の人間関係にまつわるモヤモヤエピソードです。

 


「相手の顔を立てる」意味が分かりません


エピソードをお寄せくださったのは、広告会社でバリバリ働くユウミさん(39歳・会社員)。
 


広告会社で営業職として働いています。担当クライアントの中には5年以上の付き合いになる会社もあり、ツーカーの仲。最近はクライアントの紹介で新規顧客も獲得するなど、我ながら仕事人として脂が乗っている気がします。

モヤモヤしているのは、社内の人間関係のこと。上司や関連部署から「面子をつぶされた」という趣旨のクレームを受けることがたまにあるんです。

そういうことを言ってくるのは、たいてい大して仕事のできない人たち。「一言俺に報告があってしかるべきだ」「自分たちの部署の貢献が無かったかのように振る舞わないでほしい」とぐちぐちぐちぐち……。

「あなたに報告して、何か有意義なアドバイスをしてくれるの?」「いつも足を引っ張るばかりのくせに」が私の本音。私はクライアントとちゃんと信頼関係を築いているし、今は営業職ですが企画業務の経験もあります。自分の仕事全体をコントロールできていて、かつクライアントにもばっちり喜ばれているのに、なぜ批判されないといけないのでしょうか。

確かに私は、昔から「相手の顔を立てる」のが苦手。性格も裏表なく、言動もストレートだと学生時代から周囲に言われていました。でも、仕事はうまくいっているのに、相手の顔を立てるとか、社内政治をうまくやる必要があるのでしょうか。
 

 


情けは人の為ならず……かも


働き盛りの営業マンとしてバリバリ働いていらっしゃる様子が伝わってきました。ユウミさん、お仕事に邁進していてかっこいいですね!

ユウミさんのように万能型の営業マンからすると、上司や他部署が「ちょっと使えない」と感じてしまうこともあるのかもしれません。テキパキ仕事を片付けたいのに、彼らに報告したり相談したりすることで、やいのやいの言われて無駄な時間を使いたくない……そんな気持ちになってしまうのでしょうか。

足を引っ張られると感じるのであれば、それは確かに問題ですよね。しかしだからと言って、「ただ無視する」みたいなことはちょっと大人気がないかも。
 

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