「~でなければならない」「~しなければいけない」。人々の生きづらさの原因が、世間の思い込みであったり同調圧力であったりすることが広く認識され、近年はそれを排除していこうという動きが加速していますが、それとは対照的に、自分で勝手に作り上げた正義やルールで自分を縛り、息苦しさを感じている人も多いのではないでしょうか? 

「もっとテキトーに生きたら?」なんて他人からアドバイスされても、長年の呪縛から自分を解き放つのは至難の業。結局「テキトーに生きられない自分」に負い目を感じて、悩みの袋小路に追い込まれてしまいますよね。

そこで筆者は、『明るい方へ舵を切る練習』の著者・一田憲子さんが本書で書かれた「苦しさから逃れるための方法は、『自分の正しさ』を手放すということ」という一文に注目。一田さんが実践しているという「明るくなるための練習」の様子と合わせて、「『自分の正しさ』を手放す」コツについても伺ってまいりました!

 

前回記事
「楽しむ準備だけで人生を終えたくはない」一田憲子さんが50歳で始めた、明るい方へ舵を切る練習>>

 

著者プロフィール
一田憲子さん(いちだ のりこ)さん

1964年京都府生まれ、兵庫県育ち。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションへ転職後、フリーライターに。暮らしまわりを中心に、書籍・雑誌で執筆。独自の視点による取材・記事が人気を得ている。『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』(ともに主婦と生活社)では編集ディレクターとして企画・編集に携わる。著書多数。近著に『人生後半、上手にくだる』(小学館クリエイティブ)、『もっと早く言ってよ。50代の私から20代の私に伝えたいこと』(扶桑社)がある。
ブログ「外の音、内の香」:https://ichidanoriko.com/

 

次ページ▶︎ 「自分の正しさ」を手放せない時にするべきこと

写真と共につづられた一田さんの日常風景
▼右にスワイプしてください▼