人疲れ対策1:「ひとりの時間」を意図的に作る


相手に合わせているときは、“本当の自分”を押し殺していることも少なくありません。だから、ストレスがたまるのです。
そんなときは、「ひとりの時間」を持って、自分らしさを取り戻すようにしたほうがいいでしょう。

実は、人見知りの人だけでなく、逆に“常に人と一緒にいることを好む人”も、「ひとりの時間」をもったほうがいいことは多いです
なぜなら、いつもそばに人がいることを好む人は、「他者を通して自分の存在を認識する」ところがあるので、“他者の自分に対する評価”に振り回されてしまうところがあるからです。
「ひとりの時間」をもって、自己を受け止め、自分らしさを出せるようになると、人の評価よりも、もっと自分自身を信じられるようになるでしょう。

 

人疲れ対策2:プライベートで付き合う相手は、きちんと選ぶ


仕事でたくさんの人に会うのは仕方ないにしても、プライベートでは会う人を選べます。
できることならプライベートのときに会う人は、“本当に気が合う人”にして、リラックスできる関係をもったほうがいいでしょう。

もちろん人との出会いによって、発見があったり、面白い展開が生まれたりするので、色々な人と会うことはいいことです。
ただし、そんなことばかりをしていると、やはり疲れてしまうし、結局のところ、本当に気の合う相手とでないと、関係が続かないことは少なくありません。「わざわざ時間を作ってでも、また会いたい」という気持ちは沸かないからです。

また、人との関係は、育てていく必要があります。つまり、「会ったり、連絡をし続けたりすること」で培っていっているところもあるのです。
忙しい現代人は、プライベートの時間が限られます。優先順位をもって、その時間は、“大切にしたい関係を育むこと”に費やしたほうがいいこともあるでしょう。
 

人疲れ対策3:多くの人と会う場では、“気の合いそうな人”を見つける


“大人数の初対面の人と交流する場”に出向くことがあるときは、できることなら「気の合いそうな人」を見つけたほうがいいでしょう。
基本、職種が同じであるとか同郷だとか、“共通点のある相手”だと分かり合えることが多く、話が盛り上がりやすいですが、そうでない場合は、「自分と服装や雰囲気が似ている人」を探すと、気が合う可能性は高まります

話が弾む相手と出会ったときは、疲れるどころか、むしろ楽しめることが多いもの。その後、友達になれることもありますしね。
だから、“たまたま傍にいる人”と話すよりも、能動的に会話をする相手を見つけたほうがいいことは多いでしょう。
 

人疲れ対策4:相手のことを知ろうとする


よく初対面の相手とうまく付き合うには、「相手に興味を持つことが大事」だと言われます。
先ほど、「初対面の場合は、相手がどんな人か分からないから疲れる」ということを言いましたが、逆を言えば、「相手のことを理解できるようになるほど、一緒にいて楽になってくる」とも言えます

さらに、「相手はどんな人なのか」を知ろうとすることで、話題は見つかりやすくなります。
初対面の人と話す一番無難な話題は、「天気」「出身地」「好きな食べ物」ですが、もっと相手のことを知るのが目的の場合は、「休日の過ごし方」「趣味」「仕事のこと」など、相手らしさが分かる話題を振ってみるといいでしょう。
その結果、場合によっては共通点を見つけ、話が盛り上がり、自分にとって“疲れない相手”に変わっていくこともあるかもしれません。

人と会うと疲れてしまう人は、“あること”が原因で緊張してしまっていることもあります。
それは何でしょうか。次のページで紹介します。