残暑厳しい日本。じめじめ気候だと化粧水が肌に沁み渡り気持ちいいもの。化粧水が大好きな日本人の期待に応えて、保湿・美白だけではなく、エイジング効果も兼ね備えた美容液のような化粧水が続々と発売されています。
たかが化粧水、されど化粧水。この心地よさと効果をぜひ実感してください。

 

教えてくれたのは

水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。女性が健やかに美しく生きるためのスキンケア法やコスメとの付き合い方をレクチャー。エステやアロマ、東洋医学を学んだ経験から、肌だけではなく、体の内側や精神など、トータルにアプローチする美容法が支持されています。

 


化粧水についてざっとおさらい。意外に知らないこともあるかも!?


Q:そもそも化粧水って必要ですか? 

「化粧水の成分は大半が水と聞きますが本当に必要ですか?」とよく聞かれますが、私は日本人のきめ細かい肌づくりに欠かせないアイテムの一つが化粧水だと思います。化粧水の主な役割は肌のバランスを整えること。肌のキメ、しなやかさ、透明感を引き出し、次に与える美容液や乳液の浸透を助けてくれます。
 

Q:化粧水の選び方を教えてください。季節によって変える必要はあるのでしょうか?

今は保湿、毛穴、エイジングなど肌悩みに合わせて多くの目的別化粧水があるので、悩みやなりたい肌に合わせてセレクトしてはいかがでしょう。毎日使うものなので心地よくスキンケアできるもの、テクスチャーや香りが好みのものを選ぶことも大切です。肌に合っている、調子が良いならば季節によって変える必要はないですが、肌の状態やテクスチャーなどで使い分けてもOK。
 

Q:化粧水が進化して美容液的な効果も期待できるようですね

美容へのニーズの多様化に応え、研究や技術進化によって化粧水もかなりレベルアップしています。ただ潤いを与えるだけでなく肌荒れやくすみ、シワなどのエイジング対策まで考慮した美容液級の化粧水は頼もしい存在です。
 

Q:化粧水の付け方、改めて教えてください。意外にできていないことはありますか?

基本的には500円玉大の量を1~2回に分けて全体になじませたあと、手のひらと指の腹を使い、包み込むようにして内側から外側に向かいなじませてください。化粧水が肌になじむともちっとした後肌になります。

眉と目の間のくぼみや小鼻のきわはつけ忘れがち。細かい部分にも潤いをしっかり入れ込みたい。
コットンを使うときには肌を摩擦しないよう、化粧水で指が透けるくらいたっぷり含ませてから、おさえるようにしてなじませ、最後に指と手のひらで包み込んで浸透させて下さい。
 


Q:美容液効果がある高機能化粧水、かなり高保湿で肌実感もあります。暑いのでこれ一本でスキンケアを終えちゃったらダメですか?

高保湿な実感があったとしても、化粧水だけではやはり肌は乾燥してしまいます。化粧水で送り込んだ栄養が逃げていかないように乾燥させないためにも乳液またはクリームを。夏にしっかり保湿しておくことで、秋冬のダメージも寄せつけない肌になります。