2021年の登場から3年がたち、不動の人気を誇るリップモンスター。発売のたびにSNSに上がる「買えた!」の歓喜の報告や、「買えなかった」の悲しみの声にと悲喜こもごも……。40代以降の大人世代が、なぜこんなにもリップモンスターに“沼る“のでしょうか?  その理由を紐解いてみました。
 

 


答えていただいたのは……

ケイトPR 若井 麻衣さん
カネボウ化粧品に入社後、約4年間ドラッグストアの店舗営業を担当。その後、雑誌の媒体担当、プレステージブランドのPRを経て、2018年よりKATEのPRを担当。プレスリリース制作やイベント・発表会の企画運営などに従事。


Q  大人気、リップモンスターのこれまでの歩みを教えてください。

A   
“リップモンスター”の誕生は、2021年5月。コロナ禍でマスク着用が常態化していた時期でした。そんな中、美容関心層の「マスクで口元が覆われてしまうけれど、マスクを外す一瞬でも可愛くいたい」「オンライン会議でのメイク映えが気になる」など、「どんな時でもメイクを楽しみたい」というニーズを、リップモンスターはいち早くキャッチしました。

マスク着用の中でもメイクを楽しめるよう「つけたての色がそのまま持続する」&「保湿力」を兼ね備えた“リップモンスター”を開発したんです。落ちにくさの機能面に加えて、色番に添えたキャッチーな色名でも存在感を発揮。SNSで思わずシェアしたくなる独特のネーミングは、社内のKATE担当者自らが「モンスターが住む世界」をテーマに熟考を重ねてつけています。ネーミングに関する動画をアップするなどし、SNSを中心に話題を集めるようになりました。(ケイトPR 若井さん)。

リップモンスターの落ちにくさの秘密は、唇から蒸発する水分を活用して密着ジェル膜に変化させる独自技術。これにより、マスクをしていても、飲み物を飲んでも落ちにくく、つけたての色がそのまま長時間持続します。さらに、唇の乾燥を防ぎます。


Q  確かにコロナ禍は「マスクをすれば見えないし……」と、メイク熱は下火に。当時は化粧品が売れないことが話題に上がり、その中でもリップは際たるものでした。ですが、リップモンスターは売れ続け、今もその人気は衰え知りません。大人世代を惹きつけ続ける理由はどこにあると感じていますか?

A   
“お客様のメイク欲を刺激する情報を発信し続けていること”が、発売から3年経とうとする今もご支持頂けている理由だと思います。発売当初は社会的状況もあり、マスクの下でもつけたての色が持続する商品力や色のネーミングが、たちまち話題となりました。

その後も、トレンドを反映した新色・限定色や、持ち歩きやすいミニサイズを販売し、ユーザーのニーズに呼応する姿勢を大切にしてきました。昨年は、月替わり・合計12色の限定コレクション「MYリップモンスター」の発売や、デジタル上でコンテンツ体験ができる「リップモンスターワールド」を展開。お陰様でたくさんのご支持と愛をいただきました。発売から3年経った今もなお、リップモンスターの世界観を楽しみ、没入してくださるお客様が増えていると感じています。(ケイトPR 若井さん)


Q  KATEのブランド自体は、誕生が1997年ということもあり、ミモレ読者の中には「はじめて手に取ったコスメはKATE!」という人もいるほどです。メイクがマンネリ化しつつある年代にとって、KATEの提案はいつも新しいメイクの価値観をくれます。2024年の展開もぜひ教えてください。

 

A   
昨年発売した限定コレクション“MYリップモンスター”全12色から再販をかけた総選挙を行い、勝ち抜いた3色の再販売が決定しています。1位は「104 桜色のひと時」、2位は「103 秘めた炎」、3位は「112 真夜中の褒美」となりました。この3色を6月18日(火)より順次店頭・Webにて再販いたします。買い逃してしまった方も、リピートをご希望される方も……、この機会にぜひお手に取っていただければと思います。また、ポイントメイクアイテムも4月20日に発売します。こちらにもぜひご注目ください!(ケイトPR 若井さん)