【DJ SODAさん被害】気づいている?日本は「痴漢大国」。痴漢を容認する価値観と、安心して痴漢行為を続けられる環境が整っている恐ろしさ

さて今回は、大阪のフェスで起きたDJ SODAの性暴力事件についてなんですが、まずは私が電車通学をしていた中学・高校の頃のお話から。

学校はある私鉄の沿線なのですが、多くの生徒が別の電車から乗り継いで通っていました。そのうちのひとつに、痴漢がうじゃうじゃいることで悪名高い「痴漢電車」がありました。路線上には、大きな繁華街、いくつかの高校と大学、住宅街があり、さらに乗換駅で接続する２つの私鉄沿線にも、いくつもの高校・大学があります。通勤通学時間はめちゃくちゃ混んでいて、痴漢電車で通学する同級生たちの「今日も痴漢に遭った。サイアク」という会話は、ほとんどタイムループ映画のように毎日繰り返されていました。

私は別の路線で通ってはいましたが、「無痴漢でラッキーな学生生活」かと言えばそんなことは全くなく、痴漢との遭遇は日常茶飯事でした。特に私ほど露出狂に遭っていた人は、私の周りには他にはいませんでした。ひどいときには電車で露出狂に遭い、電車を降りた帰り道に停車中の車の中で露出しているおっさんに遭遇、追いかけられて家の近くのファミレスに飛び込む、なんて事もありました。