【怪しい度60%】柚木薫(二階堂ふみ)


VIVANTのポスターは、このように、それぞれが自分の職業のアルファベットを背負っています。

 

V→別班(黒須駿/松坂桃李)
I→医者(柚木薫/二階堂ふみ)
V→別班(乃木憂助/堺雅人)
N→日本警察(野崎守/阿部寛)
T→テント(ノーゴン・ベキ/役所広司)

乃木は、Vに加えてAも背負っているので、何かもうひとつの顔があるのでは……? と考察されていますが。それ以上に、私は別班や日本警察、テントなどの集まりのなかに、“医者”が入ってくるかな? と思っていました。やっぱり、薫も何か役職を担っていそうなんですよね。

 

振り返ってみると、薫は“日本で育っていない”かのような描写が目立ちます。たとえば、みんなで赤飯を食べた時、まるで初めて食べたかのような表情をして、水で流し込んでいたり……。偽名を渡された時に、姓→名ではなく、名→姓の順番で読んだのも気になります。

そして、薫がいちばん大事にしている奇跡の少女・ジャミーン(ナンディン-エルデネ・ホンゴルズラ)の存在。テントのリーダーであるベキは、父を亡くしたジャミーンのことを、「我々で面倒を見る」と言っていました。でも、ジャミーンは薫のもとにいます。これって、“我々”に薫が含まれていたと考えると、辻褄が合ってしまうんですよね。

薫がベキに頼まれてジャミーンの面倒を見ていたとするなら……。彼女も、テントの一員だと仮定することができます。

となると、第6話で乃木に色仕掛けのようなことをしたのも、テントからの指令だったのでしょうか。乃木の過去を執拗に聞き出そうとしていたのも、なんだか怪しいんですよね。薫は、愛を知らない乃木に、愛を教えてくれる女性。彼女が背負っている“I”は、“愛”のことだ! と思いたいけれど、そう綺麗にはいかなそうです。

【怪しい度?%】ドラム(富栄ドラム)


みんなの癒やし枠・ドラム。殺伐とした物語のなか、彼が登場すると心が安らぎますよね。ただ、『VIVANT』では、出来損ないサラリーマンの乃木が、実は優秀すぎる人物だった……という種明かしがあったので、ドラムも可愛いままで終わらないのでは? と疑ってしまいます。


いちばんゾッとする展開は、「日本語を聞き取ることはできるけれど、話すことはできない」と言っていたドラムが、いきなりスラスラ日本語でしゃべり出す……とか。第5話で、ドラムが驚きのあまり初めて出した声が、「あああっ」だったので、“こいつ、もしや母国語は日本語なのでは?”と思ったり、思わなかったり。

とにかく、疑いどころ満載の『VIVANT』。登場人物みんなに愛着が湧きまくっているので、裏の顔なんて見たくないけれど……乃木が別班だと明かした瞬間のゾワゾワをまた味わってみたい自分もいます(笑)。よろしければ、みなさんの考察も教えてください〜!

 

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