分かってくれる人が分かってくれればそれでいい


坂口:同じものが好きな人たちと出会っていくと、否定的な反応をする人たちのことがどうでもよくなっていく。別に好意的な意見とかもらえなくてもいいんです。何でも言い合える、自分がどうなったとしても見捨てないような仲間がいるので、別にへっちゃらというか。

人の目を気にして、「この色はやめておこう」とかって、すごく勿体ない! 「だって自分がやりたいんだもん。人にどう思われようとよくない?」と思っちゃうんです。深く交歓したい人にちゃんと愛を注いで、みんなで幸せになっていきたい。「私はこういう考えを持っていて、こういうファッションが好きで、こういうバッググラウンドがあって……」、と自分を開いていけばいいんです。それ以外は「へへっ! そうですよねーすいません☆」みたいな感じで流しておけばいいの。

 

坂口:逆に自分も、どんな格好の人がいたって、別に「へぇっ、そういう人なんだなぁ」って思うだけ。その人がよければいいじゃんって思います。いばらの道を行って、生き抜くために、この術を身に着けたんです。無理矢理こじ開けたのかもしれない。