東京は9月に入っても最高気温が30度を超える日々が続いていますが、少しずつ秋の気配を感じるようになってきました。そんな時に重宝するのが「カーディガン」です。あまりに定番で便利なアイテムだけに、カーディガンのコーディネートにマンネリしている人も多いかもしれません。今回は、新たな発見を得るべく、世界のプリンセスのカーディガンの着こなしアイデアをチェックしていきたいと思います。

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カーディガンとワンピースの色を揃えるとエレガント!

現在70代のイギリスのカミラ王妃。写真:代表撮影/ロイター/アフロ

ワンピースの上にカーディガンを羽織るのは、王道のアプローチですが、「これはぜひ真似したい!」と思ったのが、カーディガンとワンピースの色を揃えること。色を統一させることで、こんなに上品に見えるとは! カーディガンとワンピースの色の組み合わせバランスに迷わなくて済むのもメリットですね。

せっかく色数を抑えるので、ベーシックカラーではなく、カミラ王妃のようなきれいな色に挑戦してみるのもおすすめ!
 

クロップド丈のカーディガンの前を閉じて、ニットとして活用

現在40代のイギリスのキャサリン皇太子妃。写真:Press Association/アフロ

これは数年前のキャサリン妃ですが、ちょうど今リバイバルしているのがクロップド丈のトップス。短め丈のカーディガンもたくさん登場しています。そんなクロップド丈のカーディガンのボタンをすべて留めることで、ニットのように着用。カーディガンの前ボタンがアクセントになるので、黒のクルーネックニットよりもメリハリのある着こなしが完成します。

カーディガンがクロップド丈なので、フレアスカートを合わせても、重心が下がらないのも助かるポイントです。
 

一枚あると便利なベージュのカーディガン

現在50代のマキシマ(マクシマ)王妃。写真:ZUMA Press/アフロ

カーディガンの中で、いちばん活躍する色といっても過言ではないのがベージュではないでしょうか。自分の肌に馴染む色味のベージュ×ベーシックなハイゲージのカーディガンは、中にどんなワンピースを着てもマッチするからです。

マキシマ王妃のように、バッグも靴も同じトーンのベージュで揃えておけば、インナーをかえるだけで何通りにも着回しができます。
 

少し長め丈のカーディガンは、カジュアルスタイルを品よく見せる

現在50代のヨルダンのラニア(ラーニア)王妃。提供:Royal Hashemite Court/Crystal Pictures/アフロ

白いカットソーとストレッチの利いた黒パンツをベースとした装いのラニア王妃。このシンプルなスタイルに動きを加えているのが、ヒップ下までの着丈のカーディガン。トップス1枚着るだけよりもカジュアル感が軽減されて見えますし、少し長めの裾が動きに合わせて揺れるのもエレガント!


構成・文/高橋香奈子
 


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