小物は、故エリザベス女王にゆかりのあるものを
着回しはすれど、絶対に同じコーデをしないキャサリン妃。たとえ、全てが使い回しアイテムだったとしてもです。
この日は、1つ新アイテムを投入。それがお帽子。お洋服とマッチした色のディスク型ファシネーターは、Sahar Millinery という英国発のミリナリー(帽子デザイナー)で、キャサリン妃にとってはデビューブランドです。
実は、このブランドは、生前エリザベス女王が支援されていた、英国のクラフツマンシップを守り続ける教育の公益基金、QEST(クイーン・エリザベス奨学金トラスト)によって、奨学金を授与されたという名誉な過去が。それだけ、未来を期待されたデザイナーということを意味し、実際に英国ドラマ『ダウントンアビー』で使用されていたり、セレブ達にも愛用されたりしています。
このように、キャサリン妃のブランド選びは、デザイン性だけでなく、ブランドの背景にもフォーカスされ、エリザベス女王の想いが受け継がれているほか、この日着用のピアスは、生前エリザベス女王が所有されていたものでした。
一粒のスタッズ型ダイヤモンドにパールがぶら下げられた、シンプルなピアスが、もちろん追悼礼拝という場にさりげなく、上品に輝いていました。
生前、同じピアスを着用されていたエリザベス女王の画像がこちらです。
エリザベス女王が、記念すべきプラチナジュビリーで着用
こちらは、即位から25周年を記念した、シルバー・ジュビリー・イベントで同じピアスをお着けになっているエリザベス女王です。
エリザベス女王の定番ピアスといえば、パール。そして優等生の印象が強いキャサリン妃にとっても同じです。パールや小さめサイズのピアスが、お好きなキャサリン妃にとって、女王のゴージャスなジュエリーコレクションの中でも、このデザインは愛用しやすく、2016年から愛用されています。女王の足跡を辿る公務でも、まさにピッタリです。
ダイアナ元妃の婚約指輪に加え、エリザベス女王のピアス。これらが今後、皇太子妃の公務の定番となるのでしょう。
構成/高橋香奈子
前回記事「【エリザベス女王一周忌】 国王であった伯父が米国人と恋に落ちたことから女王へ。96年の人生を写真で振り返る」はこちら>>
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