みなさん、こんにちは! ここまで、【①ベースメイク編】【②シェーディング&ハイライト編】とやってきました。今回は、編集長・川良さんの変身企画【③チーク編】をお届けします。

 

イガリさん曰く、「川良さんのメイクで一番意識しているのは、頬を下げて見せること」。
川良さんご自身も気になると話していた丸くなっていく鼻は、頬との対比によって目立っているそう。「頬骨が高くて前に出ているためそのままメイクすると頬骨が上がって見えます、すると鼻の存在感が気になってしまうんです」(イガリさん)。
その言われると、前回の【②シェーディング&ハイライト編】でも頬を下げるイメージで、イガリさんはハイライトを上から下方向に塗っていました。

こめかみ部分に塗ったハイライトは、上から下にブラシを動かすのが必須事項!

この話を聞いて「メイクは下がってきた顔を引き上げるためのものって思いこんでいるから、塗り方も下から上にを意識してたよね」と話す川良さん。
「顔を上げたいからメイクも上げるという発想だけではなく、下げるように塗ることで顔が上がって見えるということもあるんです」とイガリさん。
メイクによって変えたい部分があると、そのまま変えたい方向にメイクすることを考えがちだけれど、必ずしもそれが正解とは限らない!――とハッとさせられました。

これ、ヘアメイクさんのテクニックを言葉にして皆さんにお伝えするライターとして、私自身も思い込みがあったなあと感じました。
どこに何を塗るかだけでなく、手の動かし方にまで意味があるということ。やっぱりプロはすごい!と改めて感じています。

 
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