当事者目線でつづられた「生きづらさ」の改善法

生きづらさを改善するには、18種類ある「スキーマ」がカギ。なかなか変わらないネガティブな自分とおさらばするには?_img0
 

テレビやWebといったメディアで、「生きづらさ」という言葉を頻繁に目にするようになった昨今。筆者などはその言葉を見聞きすると、自分以外の人も他人には言えないネガティブな気持ちを抱えているのだと思うことができ、少し心が軽くなるのですが、とどのつまり傷をなめ合っているだけのようで、どこかスッキリしない感じもありました。

結局、この生きづらさを抱えたまま生きていくしかないのか。傷が悪化しないようにケアするのが関の山で、消し去ることはできないのか……筆者と同様、このような思いを抱えている人がいたら一読いただきたいのが、『あなたのままで、大丈夫。精神科医が教える自分で自分をケアする方法』という書籍です。
 

 


メンタルケア関連の書籍は数多く存在しますが、本書の魅力といえるのが「当事者目線」ではないでしょうか。というのも、著者の精神科医・増田史さん自身がうつ状態に苦しんだ経験があるそうで、それを踏まえた解説はどれもわかりやすくまとめられていて、心が疲れて難しい文章と対峙できないときでもすんなりと読み進めることができるでしょう。

今回は、本書の中から生きづらさ(ネガティブ思考)が発生する原因や、それを改善するセルフケアについて触れた部分をご紹介したいと思います!