「行った気になれる」時代の旅の価値、見つけたミッション

 

――デスクだけで仕事しない。本当に「旅すること」が根付いていらっしゃる会社なんですね。大木さんは旅の楽しさを、現在の立場を通じてどう伝えていきたいですか。

大木 円安の影響もあり、なんとなく日本は今内向きになっていますよね。それにSNSを担当していて思うのですが、あのスマホの縦動画の中で、世界中どこにでも行った気になれてしまう。それで若い世代が、「海外なんて行かなくても知ってるし」と思ってしまったら、私は大げさに言うと日本の未来が危ういなと思っているんです。スマホから顔を上げ、自分の足でその場に立つ意義を若い世代には伝えていきたい。

ニューヨークのタイムズスクエアだって、15秒のショート動画で非常に美しく切り取られています。でも、人や街のものすごい熱気とか、実はすごく臭気が漂っていたりすることは、あの場所に実際に立たないとわからない。昨年子連れで行ったときは、日本よりも治安が悪いから「子供たちを守らないと!」と神経を尖らせていたし、独身時代に来たときと比較して、自分自身がすごく変わったなと感じました。そうした実体験の価値みたいなものを伝えていけたらと思っています。

海外旅行はお金もかかることですし、誰でもすぐに実現できるものではないかもしれませんが、それでもきっと豊かな経験になる。だから、行ってみませんか? と伝え続けていきたい。そのお手伝いをするツールとして、海外旅行予約アプリの『NEWT(ニュート)』があること、お得な価格で簡単に行けるんですよ、ということも発信していきたいと考えています。

 

「いつか」はなかなかやって来ないから…「大人だけ旅」のすすめ

――ちなみに、大木さんがミモレ世代におすすめする「旅」はありますか?

大木 「子連れ旅」も楽しいのですが、子育て中の方もときには子供なしで海外に行く「大人だけ旅」をご提案したいです。私自身も思い切って何度かやってみたのですが、子連れ旅とはまた違う発見があって、大人同士のコミュニケーションだったり、普段できないおしゃれができて、心が大きく深呼吸できたような感覚がありました。

もちろん、それぞれのご家庭や仕事の事情はあるとは思います。でも、例えば週末はゴルフで家を空けがちな夫も、まだ無理かなと思っていた子どもたちも、妻や母がいないならいないで、意外にちゃんと家事ができたりする。「いつか行きたい」と思っていても、その「いつか」はなかなかやって来なかったりします。だから、ぜひ一歩踏み出してみてほしいなって。私も引き続き、大人だけ旅の情報発信もしていきたいと思っているので、よかったら参考にしていただけたら嬉しいです。

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令和トラベルの
『NEWT(ニュート)』
令和トラベルの『NEWT』は、海外ツアー・ホテル探しから予約完了までを一括で行えるサービス。シンプルかつ直感で操作しやすく、スマホ1つで簡単に海外旅行を予約できます。
「メールでのeチケット送付はもちろん、旅行前に必要な“やることリスト”があって、そろそろESTA(電子渡航認証システム)に申請してくださいという連絡がきたり、一緒に旅行する人にわざわざメールを転送しなくても、全部アプリで共用できるようになっていて。なので、友だちや家族と海外旅行に行くときもすごく便利なんです」とサービスの特徴を教えてくれた大木さん。『NEWT』のPRとして、「ミモレ世代のみなさんにも、改めて海外旅行の楽しさをお伝えていきたいです」と意気込んでいらっしゃいました!

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撮影/渡邉明日香(A-1)
ヘアメイク/荻山夏海
取材・文/中田ゆき
構成/金澤英恵