ちょっとした工夫で、ピンポイントに検索可能


といっても、なんとなく探しているとネットサーフィンで終わってしまい、決定打に欠けてしまいます。そんな時は、「なりたい自分別」に資格をピックアップしてみるのもアリ。

例えば、「どこに行っても求人のある資格」「好きをお金に変える」「一生モノの資格を手に入れる」「やっぱりオフィスワークがしたい!」など。いかがですか? あなたの志向に近いもの、興味があるものはどれですか?

資格の選び方は、その人の目的によって本当に多様。趣味やお仕事と一緒ですね。

その中で大きな違いは、やっぱり「試験」があること。

実は筆者も23年12月に薬機法管理者資格を取りました。初の資格試験です。自宅で受験、いつでも受けられるとはいえ、学習スケジュールがぐちゃぐちゃで、試験当日はかなり緊張しました。これは悪例。

資格のプロ林さん曰く、「資格や検定といっても、試験が年1回のもの、年に数回あるもの、自宅で受験できるものなど、内容だけでなく試験形態もさまざまです。なので、自分の興味のある資格や検定があったら、試験日をチェックして、そこから勉強時間を逆算してスケジュール立てしています」とのこと。

 

資格取得も今どきは「タイパ!」


試験日をチェックしてリスト化するメリットは他にもあるといいます。

「書き出してみると、自分が何をしたいのか見えてきたり、逆に、あまりにバラバラで見つめ直すきっかけになったりします。また、効率よく学んだり、勉強したことを深めたりするために、関連資格をいくつか目指すのもアリ」(林さん)

というのも、林さんは1年で100以上の資格を取ったことがあるそうですが、それも関連した資格の勉強で効率よく知識を深めているからこその賜物。

大人の勉強こそ、「タイパ(タイムパフォーマンス、時間対効果)」が重要ということですね。

資格取得にもタイパは大事! 写真:Shutterstock

では一体、資格をとるにはどれくらい時間をかければ良いのでしょうか?

生涯学習のユーキャンのホームページをのぞいてみると「標準学習時間6カ月」など、資格の講座によってそれぞれ記載があります。

ユーキャンの湯谷さんによると「(ユーキャンが記載している)標準学習時間は、講座によって異なりますが、だいたい1日に30分〜1時間学習した場合の資格取得までの目安時間」とのこと。

毎日と思うと、意外にハードルが高い気もしますが、

「今は紙のテキスト以外にも、動画やeラーニングなどさまざまツールがあるので、移動時間やすきま時間を使って、生活スタイルに合わせて取り組めます」(湯谷さん)

それなら、SNSや動画を見ている時間を充てればできそうです。