連載「欲しいものだらけで困る!」でおなじみエディター発田美穂さんが、今シーズン仲間入りした「冬アウター」とその着こなしを紹介します。身長157㎝、小さくはないけれど、決して高身長でもないからこそ、バランスよく見せるコツを考え続ける発田さんの冬コーデのこだわりを教えてもらいました!

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【ダウンコート】丸みのあるシルエット、着膨れ注意なアウターは、中をワントーンにしてすっきり見せる!

 
ダウンコート/ネイヴ カーディガン/ドゥロワー パンツ/イーバイエクラ バッグ/ザ・ロウ シューズ/ヒューン
MIHO’Sコメント
連載が滞り気味でございますが、安心して下さい、私、ちゃんと買ってます(笑)。さて、2024年が始まり、寒さも本格的になってきました。そうなるとダウンの出番ですよね。今シーズン、オフホワイトの2WAYダウンが仲間入りしました。ステッチがなくすっきりきれいめ、コクーンシルエットです。ふわりと丸みのあるシルエットゆえ、インナーは同色でまとめて縦長Iラインを強調、少しでもすらりと見せたいところ。ダウンがオフホワイトなので、コントラスト高めではっきりと、でも黒ほど強くないネイビーです。

ちなみにダウンは袖の取り外しOK。ダウンなんて寒いときに着るのに袖なしって!?  防寒になっているのかなっていないのか中途半端! 意味があるようなないような……。でも、それこそがおしゃれの醍醐味だと思っているので、袖なしになるところも私的にはお気に入りポイントです。



【ショート丈アウター】色のコントラストで上半身のコンパクトさを強調

 
アウター、ワンピース/ハイク バッグ/ザ・ロウ 靴/ブレンタ
MIHO’Sコメント
アウターを展示会などでチェックしていた2023年夏は、仕事が繁忙期、しかも50歳を迎えて体力や気力の低下をひしひしと感じておりました(詳しくはこちら)。そのせいか(どのせい!?)ベーシックなアウターよりも、ちょっと飛び道具でもいいましょうか、ややトレンド感があるものや”変化球”に惹かれる傾向にありました。1枚目もコクーンシルエットの2WAY、そしてこちらのショート丈のファーコートもそうです。ファーコートに惹かれたのは、なんといってもこの色味! ファーなのに甘くならないチャコールグレーがいいんですよね。毎日アウターとはなりませんが、冬に飽きてくる時期に目先を変えるにもちょうどいいですし、華やかさもあるので、新年会など人が集う場所にもちょうどよかったりします。

短め丈のアウターを生かすなら、まずはロングワンピースを合わせで。色のコントラストも相まってぐっと目線があがり、バランスよく見せてくれます。足元はロングブーツ、中にはタイツや腹巻き、ヒートテックレギンスやハイソックスなど、あったかインナーを仕込んで着れば、極寒の日を除いて、意外に大丈夫ですよ。



【シャツアウター】大きめサイズのアウターにはタイトシルエットなボトムでメリハリを

 
アウター、ニット/オーラリー スカート/ユニクロ×マメクロゴウチ バッグ/アヴァケーション ブーツ/ジャンヴィト・ロッシ
MIHO’Sコメント
トレンド感のあるシャツアウター。年齢を重ねて流行のものほどプチプラに頼りすぎずに上質なブランドで選びたいなと思うようになりました。今回着ているビッグシルエットのシャツアウターもそう。生地がしっかりしていて十分に温かいのはもちろんですが、シャツアウターが素敵に見えるかどうかの要はシルエット。襟を少し抜いたときの首回りや肩周りなどの形がきれいじゃないとオーバーサイズのアイテムはバランスよく着られません。そして、ちゃんとポケットが付いていたりする、さりげない気配りも、上質なブランドだからこそなのではないかと思っております。合わせたボトムは、上半身のボリューム感とメリハリをつけるべくロングのIラインスカートです。脚ができるだけ長く見えるように黒ブーツで繋ぎます。

撮影/秋山博紀
ヘア&メイク/桑野泰成
構成・文/幸山梨奈