最年長王者になるも、中年の星ではない!

——サルゴリラさんは『キングオブコント』最年長王者ですが、『M-1グランプリ』最年長王者の錦鯉さんは「中年の星」と言われて、夢追い人たちの希望という感じです。おふたりは、ご自身も中年の星になった、みたいに思ったりはしますか?

 

赤羽児玉中年の星はないですね!(即答)

——揃いましたね(笑)。「40代でもチャンピオンになれるぞ、お前ら!」みたいにはならないということですね。

赤羽:ないですね。ちょっとお前のせいでまた夢を追うのをやめられなくなったみたいな言い方はされます。

児玉:僕らの存在がなくても、『THE SECOND~漫才トーナメント~』が始まったじゃないですか。賞レースがあまりなかったり、結成年数の条件に引っかかったりしてチャンスがなかなかなかった世代にとっては、めちゃくちゃいいことだと思います。やっぱり賞レースがあるないでだいぶネタをやるモチベーションって変わってくると思うんですよね。R-1が芸歴制限を撤廃しましたけど、腐らずにやってる方たちが報われてほしいですね。

魚のCM、待ってます。

——今後叶えたい野望は何でしょうか?

赤羽:とにかくCMに出たいです! やっぱり優勝してCMに出たら、知名度が段違いに伸びると思うんですよね。僕らは魚のネタで優勝したので、魚のCMに出たいと思ったんですけど、よく考えたら魚のCMってあまりない。

 

——出汁のCMとかですかね。

赤羽:魚じゃなくてもいいので、なにかしらのCMに出たいです。

児玉:僕はメトロンズを大きくしたいですね。

※しずる、ライス、サルゴリラの芸人3組と作家・演出家の中村元樹による7人組演劇チーム

赤羽:あと、めっちゃエゴサするんですけど、声を褒められてるんです。だから声の仕事もやりたいですね。

児玉:声のこと、よく言われるんですけど、何なんでしょうね。

——ラジオって、キンキン声は聞きたくないじゃないですか。おふたりは若干囁くような声なので、深夜に聴きたいテンションの声だと思います。

児玉:去年「サルゴリラのオールナイトニッポン0(ZERO)」をやったんですけど、楽しかったです。

赤羽:ナレーションとかもやりたい。ね?(マネージャーの方を見る)。

 
 
撮影/日下部真紀
取材・文/ヒオカ