断捨離後のお買い物は、可愛いだけじゃなく、
実用的でワクワクするものを!

断捨離後、買い物の仕方や洋服を選ぶ基準も変化してきたという望月さん。

「30代の頃は、ただ可愛い! というだけで重さなどを意識して買ったことはなかったです。でも40代後半になると、可愛いけど着ていたらしんどくなりそうだな、と思うように。体力的にもおしゃれをガマンする年齢ではなくなってきて、選ぶ基準が変わってきました。

年齢や体力の衰え方、個人差はあれど皆さん同じ感覚があると思います。日常の中のおしゃれは見た目だけでなく、日々のことだから負担のないことが大事。でももちろんおしゃれはしたいし、超ベーシックでカジュアル一辺倒になるのも違う(コロナ禍で断捨離をしたら、そぎ落としすぎていつも同じ格好になってしまった。何を買い足したらいいか分からなくなった、という話もよく聞きます)。たとえば一見シンプルだけど、着るとサマになる、地味だけど着ていて気分が上がる、とか日常のおしゃれは頑張り過ぎず“なんとなくおしゃれ”に見せるのがポイントかなと思います。

これからのお買い物は、可愛いだけでなく実用的で長く使えるものを選びたいですね。トレンドを追いかけるだけではなく、3年5年先も着られるかを自分の体と相談する、というのがプラスされました。着心地が良くて、それでいてワクワクする、おしゃれを楽しめるものにお金をかけていきたいです」
 

 


望月さんの断捨離にまつわるお話、一度は断捨離をしたことがある方は共感できる部分があったのではないでしょうか? 次回は望月さんが断捨離後のクローゼットに“残したアイテム”をご紹介します。
 

取材・構成・文/出原杏子

 

第1回「50歳を前に、バッグや靴など計70点を断捨離! プロの私服クローゼットを公開【スタイリスト望月律子】」>>

 
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