「話半分」がちょうどいいかもしれない

正直筆者は、結婚式に限らずこの世には謎マナーが多すぎて、いちいち気にしていたらやってられないなと思います。でも、マナーがあることで一定の基準が示され、選ぶのが楽になる側面もあると思います。

だから、マナーの全てを否定するわけではありませんが、やはり、誰かを思いやる気持ちが出発点であるべきだと思うし、そこを離れて、マナーを守らない人を取り締まったり、断罪する道具になってしまっている現状には違和感を感じずにはいられません。

筆者が参加した結婚式では、新郎新婦は、服装はあまり細かいことは気にせず来てほしい、と言っていました。あらかじめ「カジュアルな服装でよい」といった指定があったり、新郎新婦が真っ黒な装いだったり、様々なケースもあります。「結婚式 マナー」で検索すると出てくる情報は、話半分くらいで心に留めておくくらいがいいのかもしれません。

次回は、「②結婚式の最中に疑問に思ったこと」について書きたいと思います。

 

イラスト/Sumi
文/ヒオカ
写真/Shutterstock
構成/金澤英恵
 

 

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