プロモーション
服もメイクも自前で用意。自著について熱く語り倒す

1冊目の『死にそうだけど生きてます』の発売時、柚木麻子さんとご一緒した記念トークイベントの衣装。メイクや衣装を考えるのが楽しかったです。

書店へのご挨拶は、書店側も忙しいので著者が勝手に行くのはあまりよくないとされています。出版社の営業や編集者とアポを取って行くといいそうです。私はやったことがありませんが、サインや色紙を置いて行く著者もいます。ネットで買えてしまう今、本屋さんで買う特別感を作るのも、大事な仕事です。

出版後、著者インタビューを受けることもあります。有名作家さんであれば、取材日を設けて1日に何件も詰め込むこともあります。

取材では撮影もあります。多くの人の目に触れる、かつずっと残るのでかなり映りには気を遣いますし、服やメイクを考えるのが結構大変です。芸能人の方の場合はヘアメイクやスタイリストが付きますが、私のようなライターは全て自前で行うことがほとんどです。ファッション誌に取材されたときは、秋冬号なので、秋冬っぽい、かつ、“この雑誌っぽい”ファッションで! と指定され、頭を悩ませたことも。

本を売るってめちゃくちゃ大変なこと。著者インタビューは本を知ってもらう貴重な機会なので、少しでも多くの人に読んでもらえるよう、取材では本の内容について熱く語ります。

 

出版記念イベント
読者の方から直接感想を聞ける、唯一の場所

そして、出版後にやるもう一つが、出版記念のトークショーです。有名人や人気作家の場合、出版の際記者会見をしたり、お渡し会やサイン会をしたりします。私はご一緒したい先輩作家がいたので、お願いして一緒にトークショーを行いました。読者の方と唯一お会いできる機会なので、著者にとっては直接感想を聞ける貴重すぎる機会です。

先月出版した2冊目のエッセイ『死ねない理由』では5月にトークショーも開催するので、よろしければぜひいらしてください!

<インフォメーション>
【イベント&オンライン配信(Zoom)】
坂口涼太郎×ヒオカ
トークイベント「文章を書くということ」

 

ヒオカ『死ねない理由』(中央公論新社)刊行と、坂口涼太郎さん「今日も、ちゃ舞台の上でおどる」(講談社「ミモレ」)新連載開始に合わせて、W記念トークイベントを開催! 二人にとって「書く」とはどういうことなのかをテーマに、「自分を救ってくれた本」「好きな本」についても熱く語り合います。

会期:2024年5月1日(水)
時間:19:00~20:30
会場:蔦屋書店3号館 2階 イベントスペース(代官山 蔦屋書店内:渋谷区猿楽町17-5)/ZOOM配信

お申し込み・詳細はこちらからご確認ください。

「お涼さん」こと、坂口涼太郎さんの魅力を語らせてください!
【W記念トークイベントに向けて by ヒオカ】

先日、ミモレで新連載「今日も、ちゃ舞台の上でおどる」(#ちゃぶおど)がスタートした「お涼さん」こと坂口涼太郎さん。エッセイは初挑戦ながら、編集部をざわつかせる文章力を発揮。研ぎ澄まされたピュアで鋭い感性から生み出される表現の数々に、いつも圧倒されっぱなしです。

お涼さんは、熱心な読書家であり、短歌を詠むなど文章をこよなく愛する人。俳優でありながら、歌とダンスがプロ級なんです。深みのある伸びやかな歌声は心に響き、凄まじい体幹から繰り出されるキレッキレのダンスには目を奪われます。さらにご自身で作詞作曲をされるなど、超マルチにご活躍。

バラエティー番組では超ハイテンションで個性的、尖ったユニークなキャラクターと共に、ど派手な衣装がいつも話題になりますが、服飾系の専門学校のご出身と言うだけあって、私服も独創的で超しゃれおつ。さらに最近ではメイクのスキルもめきめき向上中。もう、センスの塊なんでござんす。

そんな天賦の才を遺憾なく発揮するミスターエンターテイナー、稀代のアーティストであるお涼さん。なんといっても注目すべきはそのすんばらしいお人柄。剛腕なお笑いセンスを持ち、愉快でユーモアに溢れ、かつホスピタリティが満ち満ち、やわらかで柔和で、まるで海か森林を思わせる、広くて深い澄んだ心を持った、スーパーミラクルスペシャルワンダフルなお方なんです。
 

言葉だけではとてもその魅力を伝えきれないので、みなさん、ぜひお涼さんに会いに来てください。五月病という言葉がありますが、これから新生活の疲れが出てちょっとブルーになりやすい時期がやってきます。今が苦しい、ちょっと疲れたというそこのあなた! そして、いや元気ですけど? というそこのあなた! も、5月1日お待ちしております。

文/ヒオカ
構成/金澤英恵
 

 

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