2016.6.19

『朝が来る』に家族の選択肢を考える

こんにちは、編集・川端です。
「オトナの土ドラ」(フジテレビ系・深夜0:10〜)という枠で、辻村深月さんの『朝が来る』が安田成美さん主演でドラマ化されていますね。(前クールは雫井脩介さんの『火の粉』でこれも見応えがありました!)

辻村深月さんの『朝が来る』は、日曜日の朝に軽やかにおすすめできる小説でもなかったです。重いストーリーなのですが、最後はパァーーーっっと目の前が開けるような感覚が味わえます。

光に包み込まれるようなラストを体験するまで、どうか辛抱して飛ばさず読んで下さい!!

ドラマで安田成美さんが演じている主人公・栗原佐都子(さとこ)は、長く辛い不妊治療を経て、41歳で特別養子縁組の道を選びます。我が子として貰い受けた朝斗(あさと)くんの生みの親は、まだ中学生の少女・ひかりちゃん。幼稚園でのトラブルなどを乗り越えながら、親子の信頼関係を深めていく栗原家に、ある日「子どもを、かえしてほしい」という電話がかかってきて……。

 

 “養子縁組”は遠い話ではなく、37歳で子どものいない私自身、人生の選択肢の一つとしてリアルな道でもあります。中学生で妊娠してしまったひかりちゃんもまた、真面目で大人しい少女が一挙に転落していく様は、苦しくもリアリティがありました。

辻村深月さんがこの本を書くきっかけは、以前に角田光代さんの回でもご紹介した瀧井朝世さんによる「作家と90分」のインタビューが素晴らしいので是非合わせてお読みください。

以前に書評コラム連載を担当していた名残りで、他の出版社から発売前にゲラ見本が送られてくることがあります。校正刷りを製本しただけのもので、表紙にあらすじや担当編集の連絡先などが書いてあるPR用の見本版。私、これが好きで大事に取っておいています。
今週は、思いがけず誕生日をお祝いしてもらったり、大草編集長とブランドのディナーパーティに出席したりと、私らしかぬ華やかな週でした。Today’s Diaryの影響力はすごくて(!)、初めて会った方から「バタやんさんですよね」「お誕生日でしたね」「今日は脚立は?」などと話しかけられることも(汗)

「バタやんさん」は、(Perfumeで言うところの「あ〜ちゃんさん」みたいなもので)、敬称がダブっているので「バタやんでいいですよ」とお伝えしようかと思うのですが、それもなんだか勘違いもはなはだしい気もし、、、黙って「バタやんさん」を受け入れているのでした。あ、でも気軽に話しかけてくださいね。

みなさん、素敵な日曜日を☆

ではではまた〜。