2016.6.16

読むと凹むけれど……『東京タラレバ娘』

こんにちは、編集・川端です。
私、出版社に就職をして最初に衝撃を受けたのは、勤務時間中にマンガを読んでも、雑誌を読んでも、『FRIDAY』の袋とじをチョキチョキしてても、とがめられないことです。むしろ仕事熱心扱い!

お察しの通り、“こじらせ系の文学少女”で入社した若かりしバタやん(広告営業に配属になっていろいろカルチャーショックはあったものの…汗)“読み放題”環境
まさに
パラダイス銀河! 
よぉこーそーここへー♪

でした。

大人になるほど、マンガの話を友達や家族とする機会もなくなりますねぇ。出版社にいたってそうなんです。

ミモレの前、FRaU編集部にいた時、唯一「ねえ、今月のあれ読んだ?」と先輩たちと話すのが『KISS』で連載中の『東京タラレバ娘』でした。

『東京タラレバ娘』5巻(東村アキコ・講談社)

社内資料として編集部に届く最新号の『KISS』を、われ先にとGETしてむさぼり読み、隣の先輩に

今回もヤバイっす。読んだら凹みますよ。

などと脅すのです(笑)

倫子さんたちは、結婚はしてないけど、モテてもいるし、素敵な仕事に就いていて、見た目も良いし、まだ33歳だし……と。羨ましい環境にあるわけですが、突きつける東村さんの描くセリフのひとつひとつが鋭く刺さります。

最新刊の5巻のラストの「頑張ってないわけじゃない」「幸せになるため」「いろんなことを我慢して」「頑張ってるんだよこれでも」というセリフに、私またウルウルと泣いてしまいました。

就職して初めて一人暮らしをした部屋からは、東京タワーが見えました。狭い部屋だったけど、赤く光る東京タワーを見ることで、場違い感に縮こまりそうになる自尊心を鼓舞できていたのかもしれません。

今も、東京タワーはやっぱり見るとやる気が出ますね。

読むのが辛いけれど、見守りたいタラレバ。6巻が待ち遠しいです。

ではではまた〜☆