ここ数年、オーバーサイズぎみのアウターをざっくりと羽織るブームがとどまることを知らない身長174cmの編集部・大森です。さらに、上をコンパクトにして下にボリュームのあるボトムをはいてつくる「▲シルエット」より、上にざっくりオーバーサイズのアイテムを着てボトムをタイトめにおさえる「▼シルエット」がこの冬の気分(編集長も定番シルエットを時に変えてみるのはいいことだと言っておりました)! そもそも上半身が華奢で下半身がガッチリした体型なので、それに逆らいたい(おしゃれ更年期ではなく)おしゃれ反抗期なのかもしれませんが(笑)。

さらに、この冬は「厳冬」との噂を聞きつけ、とにかく温かく、軽く(極度の肩凝りなんです)、シルエットにボリューム感のある“ふわもこ”アウターが欲しくて欲しくてたまらない。そこで、エル・ショップで「欲しい!」と瞬発的に恋に落ちたアウターをピックアップ。実際に袖を通してみました(役得♡)。 

①カジュアルにキマるエコファーのロングコート

リアルファーだったら、とてつもなくゴージャスに見えるかもしれませんが、エコファーなら、逆にこなれアイテムに見えるから不思議。シルエットが洗練されているので、「わっ、ぬいぐるみが歩いてきた!」みたいなおもしろい感じにならないところもいい(笑)。女度数の高いアイテムをあまり選ばない私ですが、この軽やかなフェミニンさはツボ。ロングカーディガンのように気軽に羽織れるラフさは絶対に便利だと思います。「冬の白」もエコファーならクリーニングしやすいのも魅力ですね! (着用サイズ:フリー)



②ネイティブ柄が新鮮なニット・ツィードコート

もともと古着好きなので、袖を通した瞬間に「10年愛用しています」という雰囲気を醸し出してくれるコチラ♡ ボアのような毛足が施されていた襟、そしてその立ち上がり方、さらにポケットの赤い裏地、テキスタイルから折り込まれたチュールのリボンがツンツン出ているところなど、ディテールも楽しい一着。温かさもさることながら、見た目によらずとっても軽いところもいい。冬、アウトドアで過ごす時間が多いアクティブ派の方、本当におすすめですよ!  (着用サイズ:36)



③アルパカのシャギー感が絶妙なPコート

Pコートは大好きです。おそらく中学生の頃から着ているので、着用歴は約30年(笑)。デザインやディテールは微妙に違えど、これまで自分が所有したPコートはすべて厚手のウール素材。ですので、こちらのコートに袖を通したときの、カラダに沿うようなしなやかな落ち感に、感動! だって、生地が硬くて、むだに重いPコートって、多くないですか? そして、何よりあまり温かくない……(苦笑)。それに比べ、こちらのアルパカ、本当に温かい!個人的には大きめの襟の首から方にかけてのラインのなめらかさに心を射抜かれました。(着用サイズ:38)



今回の3着。ハッキリ言って、全部欲しい(笑)! でも、断腸の思いで1着を選んでみました……さて、私は、この冬を一緒に過ごすためのアウターとして、どの一着を選んだでしょう? 想像してから、クリックしてみてください。
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大森が最終的に選んだ一着はコチラ>>>



今回PICK UPしたコートたち

ウィム ガゼット

エコファーノーカラーコート

¥52000(税抜)

すっきり見えるファーのオーバーサイズは稀少

なぜでしょう? このコートを羽織ると、私が華奢に見える(笑)。細身に見えますが、中にたくさん着こんでも着ぶくれしない計算されつくされた360度美しいデザイン。

 

コーヘン

NEW NATIVE TWEEDコート

¥89000(税抜)

ワンピースの上にザックリ羽織っても可愛い♡

マンネリになりそうな冬の装いに喝を入れてくれる主役アウター。一生、愛着をもって着ることができそうな職人さんの技と愛が詰まったテキスタイルにウットリ。

 

エブール

アルパカシャギーPコート

¥140000(税抜)

大人のための進化系Pコートを発見

大人の女性が着るためにつくられたPコート。ドレスの上からラフに羽織ったり、マニッシュなパンツに合わせたり……様々なコーディネイトが思いつく万能なデザイン。

撮影/福山愛(編集部) 構成・文/大森葉子(編集部)