先週何十年かぶりに作品撮りをしました。作品撮りとは、仕事の撮影とは違い自分を紹介するために作る宣材写真撮影。

私がまだまだ初々しい10代の頃なんかは、新人なので色んなカメラマンさんに色んな表情を切り取ってもらい作品を増やす!これがまずは仕事でした。作り込んだものや、自然体のものや…

まだまだ野望もあり、自分が知らない自分を知るためにもとても貴重な時間でした。


時がたち、年齢を重ねていくとそんな機会もそうそうなくなり、お仕事としていただいた撮影を精いっぱいこなす。そんな感じでここ数十年やってきました。

が、しかし、ある時毎月お世話になっているカメラマンさんのアシスタントちゃんが今年から一人立ちをすると聞き…

もちろんベテランのカメラマンさんに付いていたけれど、一人立ちすればまた1から新しい環境…

嬉しいような寂しいような。
そして同時に今までにはない親のような気持ちが生まれ、自分でもはっとしたのです。

彼女が作品を増やしたいと言う言葉に心から手伝いたいと思い、彼女が撮りたいイメージの被写体となりました。

彼女のドキドキと指先の震え、そして緊張した息遣いに、私まで真新しい気持ちになりました。

彼女がこれから一生懸命頑張ろうとしている姿勢が、ただただ嬉しく、心底応援したいと思いました。そして撮られてみて感じた彼女の成長…
撮影後は私まで新鮮な気持ちになり、またここから頑張ろうと勇気をもらう事が出来た。

微力ながらも、これから夢や希望がある人の役に立てるならば何でもやるぞ!と、少し子育てに似た感覚を覚えました。

若いカメラマンさんが老いもある今年48歳を撮る…

かなり勉強になったんじゃないでしょうか笑

素敵な仕上がりになりそうなので出来上がったら紹介させて下さいね。

写真・文/亜希

 

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