夫や恋人とのいつもより、ちょっぴりおしゃれしたい外出。そんなとき、皆さん何を着ていますか? イメージするなら、家でのんびりゴロゴロ過ごした土曜日の夜、沿線に出来た話題のチャイニーズレストランに行くとか、映画を観るとか。キメキメにするのもやり過ぎだけど、昼間のワンマイルウェア+すっぴんよりは少しだけおしゃれしてメリハリをつけたい。

N.Y.でのヴィクトリアのファッションショーのあと、夫婦ふたりでブルックリンのピザ屋へ。ショーの成功を祝って乾杯したのでしょうか。デヴィッドとヴィクトリアの、さりげないコーディネイトのリンク感もいい感じ。

——そんなシーンが閃いてしまったのが、こちらのヴィクトリアの着こなし。シルクのボウタイブラウスに、インディゴのデニム。この写真を見た瞬間、「今回のコラムはこのネタで行こう!」とテーマが決まったのでした。スタイルの良さをさらっと強調しつつ、がんばり過ぎて見えない、まさに理想のアラフォー的デートスタイル(拍手)! 久々の子供抜きでの夫デヴィッドとの夜の外出で、彼のTシャツとデニムのラフなスタイルとのバランスも良し。何より、髪を伸ばしてワイルドになったロン毛のデヴィッドが横に居るのが素敵(笑)。

ジャストウエストの生デニムをロールアップして、ブラウスはウエストイン。シルクの艶のある素材感と、首まできゅっと詰まったシルエット、そして上品なネイビー、ってところがなんだか「妻」っぽくていいなあ、と。
足元はライトグリーンのピンヒールで女らしさと抜け感を。

それにしても、あのブラピですらアンジーと結婚してからすっかり老けてオジさんっぽくなってしまったのに、ベッカムのゴージャスなイケメンぶりって、本当に衰えないで安定してますよねぇ。ブラピは50代、ベッカムはまだ42歳。歳の差もあるかもしれないけれど、現役感が半端ない。コレはやっぱり家でも完璧主義者のヴィクトリアが、「あの服を着ろ」だの「お肌のお手入れにはこの化粧水使え」、だの、色々アドバイスという名の管理をしっかりしているからなのかしら、とちょっと妄想。

そしてたぶんなのですが、この夫婦ってどちらかだけが与え過ぎたりがんばり過ぎたりすることなく、本当にギブ&テイクのバランスが取れているんじゃないかしら。仮面夫婦という噂も絶えないけれど、それにしたって、ふたりが夫婦で居ることでのお互いへのメリットは計り知れないように見えるもの。

そんなワケで、話が脱線してしまいましたが、いつかこのふたりの上手く行ってる理由分析も書いてみたいと思います。

写真:Splash/アフロ