寒さが苦手なことで有名な大草編集長ですが、私も寒いのは苦手。何より、毎回書いてますが、こう寒いとおしゃれする気もショボボンと失せて、見た目より防寒優先になってしまいがちなのが悲しい。——けれどそんなときに目にした、ヴィクトリア様の着こなしにまたまたインスパイアされてしまいました!

上はトレンドのシースルー、ボトムは繊細なフリル使いが特徴的な女っぽいスカート。可愛らしさの中に凛としたかっこよさもあって。こんな着こなしがキマる大人の女性に憧れます♥ 写真:Splash/アフロ
ヴィクトリアにしては珍しい、甘いディテールのフリルブラウスを主役にしたパンツスタイル。ボトムの明るいイエローも、私たちアラフォー世代をエレガントに見せてくれるポイントに。写真:Splash/アフロ
ブラウスのディテールはこんな感じ。ヘアはアップにしてまとめてすっきりと。写真:James Peltekian/Camera Press/アフロ

いつもすっきりシンプルモードなヴィクトリア様ですが、最近たま〜にフリルアイテムを身につけているときがあるのです。スカートにフリル。ブラウスにもフリル。
——よく、アラフォー世代が甘いアイテムを身につけるとイタく見える、なんていう話も聞くけれど、私はそんなことないと思っていて。ブリブリした媚びを売るラブリーさではなく、リボンやレース、フリルなどの女性性を感じさせてくれるアイテムは、むしろ歳を重ねた今でこそ、可愛くなりすぎずにいい感じで着こなせるのではないかと思っています。洋服だけでなく、昔は女っぽすぎて気恥ずかしかった赤リップやピンクリップも、年相応の“熟した色気”のようなものが出て来たからこそ——私に色気があるかどうかはさておいて——気負わず手に取れるようになったし、自分に馴染むようになるんじゃないかなあ、と。

そんなワケで、色気が増すからなのか減るからなのかは微妙なところなのですが(汗)、我らがおしゃれ番長ヴィクトリアに見習って、たまにはフリルで着こなしに甘さを足してみるのはどうでしょう。フリルスカートにならシンプルな、でも透け感がセクシーなシャツ、そして足元はボルドーブーツでモード感も忘れずに。白のフリルの衿付きブラウスには、きれいめイエローパンツ×JKで、甘辛バランスを計算して。どうやら甘いディテールは一点だけに絞るのが、大人の甘コーデのポイントみたい。

ヴィクトリアを見ていたら、おしゃれ欲が再び沸いて来た私。やっぱりおしゃれな人を見るのが、何よりの刺激になりますね♪