極寒の冬を楽しむコートスタイル① fromボストン

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ボストンといえばハーバード大学をはじめとする大学の街として有名ですが、近年の不動産開発により劇的に街並みが変貌し、国際化も急ピッチで進んでいます。また、有名なのは“厳しく長い冬”。時に道はゲレンデと化し、気温も氷点下に。過酷な冬でもおしゃれを楽しむための、ファッションの知恵をリポートしたいと思います。

ボストンのコーディネイター マクドウガルなおこさん

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外資系金融で広報/役員秘書を経て結婚後、香港、ホノルルを経て現在ボストン在住。大学時代はJJライターとして活動していたこともあり、幅広いママ友交友範囲とフットワークの軽さを武器に日々活動中。

Q.ボストンの女性はどんなファッションが好きですか?

東海岸という土地柄か、堅実で保守的(コンサバティブ)なファッションが人気です。女性らしさを大切にしていてスカート着用率も高いです。特に夜のお出かけには、身体のラインを強調したワンピースやスカートを選ぶ人も。 また、基本、車社会であるアメリカの他都市とは違い、公共交通機関を日常的に利用しているので、その日の天気に合わせた服装選びが重要。アウターと靴は雪用、雨用、と用途別に各種揃える傾向にあります。ファッション性と同じくらい実用性を重視し、お買い物には慎重です。
 

Q.今、流行っているブランドやアイテムを教えてください。

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皆さん荷物が多く、カジュアルな格好に合わせやすいのでトートバッグが欠かせません! いろいろなブランドのバッグを見かけますが、定番人気はゴヤールとルイ・ヴィトンのダミエ。 また、この冬はカナダグースのコートがボストンの街にあふれていました。老若男女、今まで着ていたザ・ノース・フェイスから乗り換えた模様です。数年前からチラホラ見かけてはいましたが、 このコートに投資価値があるかどうか、皆、品定めをしていたよう。機能性も文句なく、またデザインが増えたということで堅実なボストニアンの支持を得られたようですね。

 

エイブリル・カルミネさん/36歳/パーソナルトレーナー

ダウンジャケットもエレガントに!
モノトーンで仕上げたデートスタイル

「今日はこれから夫とディナーデートに出かけるので、ドレスアップしました。暗い店内を想定して、パールのネックレスと白のTシャツで上半身にポイントを。普段はパーソナルトレーナーをしているので、スポーツウェアにスニーカー、ダウンジャケットを羽織るスタイルが多く、モンクレールを色違い、形違いで揃えています。今日着ているベルト付きのタイプはドレスアップの日にも着れるので便利です」。(エイブリルさん)身長/160cm

COAT モンクレール
TOPS ヘインズ
NECKLACE アンソロポロジー
SUNGLASSES DIFF(売上の一部がチャリティにいくブランド)
BAG グッチ
SHOES ヴァレンティノ
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クリスティーナ・ダグリオさん/45歳/主婦

グレーのグラデーションを使った
スポーティエレガント

「男の子3人のママなので動きやすいことが絶対条件です。荷物も多いのでバッグも斜めがけバッグとトートバッグの2個持ちが定番ですね。アウターを中心に毎日のコーディネートを決めるので、いろいろな色、形のアウターを集めています。今日はグレーのポストカードイタリーの撥水コートを中心にグラデーションをつけ、黒のバレンシアガのトートバッグで引き締めてみました」。(クリスティーナさん)身長/168cm

COAT ポストカードイタリー
TOPS ルルレモン
PANTS Jブランド
STALL ルイ・ヴィトン
SUNGLASSES グッチ
BAG (手持ち)バレンシアガ(斜めがけ)ヴァレンティノ
SHOES プラダ
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モニカ・マンキューソさん/38歳/インテリアデザイナー

レザー使いがポイントの
ドラマティックケープスタイル

「ショールームがオフィスに隣接しているのでいつもエレガントな格好を心がけています。季節を問わず着られるレザーをよく選びます。繊細なカットが施された、レザーのロングカーディガンとラグ&ボーンのブラウンのレザーレギンスを中心にコーディネートしてみました。ブランドにはこだわらず、クオリティのよいもの、自分に合ったものをセレクトします。今日はあまり寒くないので、ケープを羽織ってドラマティックに。仕事中はヒールを履いていますが、体型維持にも役立っていると思います(笑)」。(モニカさん)身長/165cm

COAT ラルフローレン
TOPS ヴィンス
CARDIGAN エリータハリ
BOTTOMS ラグ&ボーン
SUNGLASSES ボッテガ ヴェネタ
PIERCES Sara Briggs
BAG プラダ
SHOES サムエデルマン
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\ボストンはこんなところ/  

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アメリカ北東部に位置するマサチューセッツ州の州都。ニューヨークからは車で5時間程度の場所に位置し、ハーバード大学をはじめとする多くの教育機関がある学術の街、医療の街として有名。アメリカで最も歴史の古い街のひとつで、ヨーロッパの雰囲気が漂うクラシックな街並は観光都市としても人気がある。

撮影/Fredson Sossavi  取材・文/マクドウガルなおこ

 

第2回は3月13日(火)公開予定です。

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