編集部発・米沢ベストモーメント!【from米沢サテライト】
ディープでムーディー。初スナックは米沢で。 by柳田啓輔
年齢25歳、上京して6年。本当の意味での”夜の楽しみ方”はいまだ知らず。そう、米沢のスナック「ディパーチャー」に足を踏み入れるまでは……。
大袈裟に書いてみましたが、僕はまだ「スナック」に行ったことがなかったんです。テレビや雑誌、周りの先輩たちの話を聞いていると、なんだか楽しい場所なのは間違いなさそう。
「どうやら米沢はスナックが熱いらしい」という前情報と米沢の方々のゴリ押しに身を委ねるようにして、僕たちはスナック街へ。
多いとは聞いていたけれど、もはやスナックカルチャーと言わんばかりの街並み。しかも入ってみると同世代くらいのカップルが、デートでカラオケにくる感覚で、「三代目」とか歌っているではありませんか。なるほどスナックっておじさまだけのものじゃないんだ! 恵美ママ(恵美ママとディパーチャーについて詳しくはこちらを)の小気味良いトークに魅せられ、美味しいおつまみ(もはやご飯?)に舌鼓を打つ。いつの間にやら、出張で張り詰めていた気持ちもほぐれていきます。
“夜の楽しみ方”を知ると同時に、剥けちゃいけないところが剥けた気がした米沢の夜でした。
米沢で、日本人としての幸せを噛みしめた6日間 byライター山﨑恵
米沢の“人のあたたかさ”にはすでに大森さんや朏さんが語ってくださっているので、私はそんなあったかい皆さんが作る美味しいものについて、今一度お伝えしたいと思います。牛肉からラーメンまで名物は尽きない米沢ですが、6日間滞在して結局行き着いたのは「お米」でした。お米が美味しいって、これほど日本人の本能に訴えかけてくるモノはない。その威力は『ミートピア』での昼食後に大森さんと“マイベストオブごはんの友”について語らせ、ついには「お米と、あとはお漬け物があればいい」という、あんたそれを言っちゃあ……な発言まで飛び出させたほど。
ほかにも美味しいものさんざん食べてるのになぜお漬け物かというと、ホテルの朝食に山形名物の「だし」や「おみな漬け」があったからなんです。米沢藩主・上杉景勝とそれに仕えた名将・直江兼続のように、米どころにはちゃんと美味しいごはんの友が存在するのですね。
じゃあ米沢の食のベストモーメントはまさかのホテルの朝食?! といったらもちろんそうではなく。甲乙つけがたいですが、“最もお米が輝いた瞬間”でいうと『登起波』のすき焼きwithごはん、です。うわフツー! といわれそうですが、ホントに美味しかったので仕方ない。割り下と卵の絡んだお肉をごはんの上にぽんとのせて、お肉を頬張った後にかっ込むごはんの麻薬的な美味しさといったら……。これだけのために今すぐ米沢行きたい!
ということで米沢を訪れた際には、糖質オフとかはひとまず忘れて美味しいごはんを思う存分食べてください。牛肉のほかにも塩漬けの鮭を使った「塩引き寿司」や、しっかり味のおひたしといった趣の「冷や汁」など、ごはんが主役&すすむ郷土料理も多く、豊かな食文化に感動すること請け合いです!
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