シチュー、ハンバーグ、グラタン、コロッケ、オムレツ……。慣れ親しんでいる洋食メニュー。外国生まれの日本育ちの料理。名前は洋食だけど日本の洋食は日本だけのもの。なぜかワクワクするメニューだからこそ、おいしく作りたい!
「もともとはレストランの料理だから、敷居が高い部分もなくはない」とケンタロウさん。でも、家のやり方があって、家のおいしさがあるのも洋食。
家でもおいしく食べ食べたい! と家で作るためにまったく違うやり方で簡単にしたり、少しだけ考え方を変えて簡単なレシピを考案。人気のロングセラー『ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!』には簡単なものと気合を入れて本格的に作るもの、両方を紹介しています。
この度この本が電子書籍になるということで、その中からとっておきのレシピを公開。ちょっと見ると大変そうだけど作ってみたら案外簡単だったり、やっかいそうな作業も実際にはムズカシイことはなくて、楽しいことも。肩ひじ張らずに作ってみましょう。(3回シリーズ)

料理家ケンタロウの “カレーがぐっと美味しくなる” 簡単なひと手間

 

作った翌日のカレーはおいしい! ってよく言いますね。一晩おくとおいしくなるけれど、一晩じゃなくても、作ってからいったん完全に冷ますだけでもおいしくなります。冬なら鍋ごと外に出す。夏はクーラーの前に。これ、おすすめ。

チキンカレー
 

 材料(作りやすい分量)
・鶏骨つきぶつ切り肉……600~700g
・玉ねぎ……2個
・にんにく、しょうが……各1かけ
・サラダ油……大さじ1
・水……1L
・カレールウ……10皿分
・温かいご飯……適量

〈つけ合わせ〉
・粉ふきいも、ピクルス……各適量

 作り方
1. 玉ねぎは薄切りにする。にんにく、しょうがはみじん切りにする。

2. フライパンを熱してサラダ油をひき、鶏肉を入れて強火で焼く。全体に焼き目がついたら鍋に移す。

鍋に分量の水を加えて沸騰するまでは強火、沸騰したら弱火にしてあくを取りながら30分煮る。
 

3. 鶏肉を焼いたフライパンに玉ねぎ、にんにく、しょうがを入れて強火で炒める。全体が茶色くなったら鍋に加えて鶏肉と一緒に煮る。あくが出たら取り除く。

 

4. 30分煮たら火を止めて、カレールウを加えて混ぜる。混ざったら再び火をつけ、弱めの中火でとろみがつくまで混ぜながら5分くらい煮る。とろみがついたら火を止めて、いったん完全に冷ます。

5. 食べるときにもう一度温める。器にご飯を盛ってルウをかける。つけ合わせの粉ふきいも、ピクルスを添える。


〈つけ合わせ〉
 

じゃがいもは皮をむいて3~4cm角に切る。鍋に入れてかぶるくらいの水を加え、ふたをして中火でやわらかくなるまでゆでる。やわらかくなったらゆで汁を捨てて塩を加える。再び火にかけ、強火で鍋をゆすりながら水分をとばして粉ふきいもにする。


ケンタロウのおいしいポイント


●カレールウは何種類か混ぜてもいい。


ケンタロウ
1972年東京都生まれ。料理家。武蔵野美術大学中退。テレビ、ラジオ、雑誌、商品企画など多方面にわたって活躍。料理のモットーは「簡単でおいしく、かつ洒落っ気があって現実的なもの」。見た目も実際作っても、簡単でおいしい! と世代、性別問わず幅広く信頼を得ている。著書には『ケンタロウの和食 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウのいえ中華 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウ「魚」 ムズカシイことぬき!』、『ケンタロウ1003レシピ』(いずれも講談社)など多数。

 

『ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!』
著者 ケンタロウ

シリーズ累計30万部を超える大ヒット『ムズカシイことぬき!』シリーズの第四弾。料理のジャンルの中でも実は難関なのが洋食。手間がかかったり、時間がかかる料理が多いため、意外に料理の腕を要求されることが多い。けれども、ハンバーグ、オムレツ、グラタン、コロッケなど子どものころから好きな料理が多いのも洋食。だからこそ、家でおいしく作りたい! と思っている人も多いのです。
ケンタロウさんならではのムズカシイことぬき! でおいしい洋食づくりを紹介します。
ケンタロウさんのハンバーグ、クリームシチューなど洋食にまつわるエッセイや作り方のポイントアドバイスつき。

『ケンタロウの洋食 ムズカシイことぬき!』のほか、お料理レシピやダイエット・美容情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。
講談社くらしの本はこちら>>



・第1回「料理家ケンタロウのおうちビーフシチュー」はこちら>>
・第2回「料理家ケンタロウの家で作るハンバーグのコツ」はこちら>>

構成/相場美香(講談社) 写真/木村拓(東京料理写真)