皆様ご無沙汰しております、お元気ですか?日本はゴールデンウィークが終わった頃でしょうか。弊社アン・ディマンシュ・ア・パリにも連日沢山の日本のお客様がご来店下さいました。有難うございました。

フランスは三月の終わりに夏時間を迎え、待ちに待った素晴らしい季節の到来!
朝晩はまだまだ寒いですが、青空に太陽、そして街路樹のマロニエが青々と茂り、出勤時の慌ただしい朝でさえも幸せなひと時です。夜は22時頃まで明るくなり、仕事が終わった後も家に直帰するのが勿体ない様な、そんな心躍る季節です。

「On prend un verre ? オン プラン アン ヴェール?今日これから一杯飲まない?」
夕方になると誰かしらから連絡が入り、Apéritif アペリティフのお誘いがしばしば。
アペリティフ、通称アペロとは、フランスの生活習慣 ( Art de vivre ) の一つで、夕方からディナーの前に一杯飲みながら仲間とのんびり過ごす時間。もちろん一人でも気ままに。
近所のカフェ、バー、そして家のバルコニーでも、何処でも良いのです。日本で言うと、気軽な “夜お茶”の感覚に近いでしょうか。
夕暮れ時にちょっと自分にご褒美、私のお気に入りはキール (白ワインにカシスのリキュール)、そしてオリーブをお共にもちろんテラスで。お日様がある限りカフェのテラスは満席に。

メトロ・オデオン駅前の風景。日差しがたっぷりのテラス席で皆さん平日の昼間から飲んじゃってます。

「Quoi de neuf ? クゥオワ ドゥ ヌフ?最近どう?」
話題は早くもバカンスに集中。フランスは年間五週間の休暇が義務付けられており、社員全員が休暇を消化しないと、会社が国から罰せられる為、皆が堂々と取得出来るのです。
7月に取るか8月に取るか、もしくは夏と冬に分散するか。行先は?誰と行くの?
話好きなフランス人ですから会話は延々と続き、更に横道にそれ、気が付いたら深夜に。
あれ?夕ご飯食べてなかったね、なんて事も。このまま踊りに行こうよ!Pourquoi pas ! プルコワ パ!もちろん!
楽しむ事にどこまでも貪欲なパリジャン達。長く暗い冬を経て、パリは全てが輝き始めました。

冒頭の写真は春から夏まで続く弊社アン・ディマンシュ・ア・パリの新作、月替わりのタルト達。
4月のタルトはルビーグレープフルーツのコンフィとハイビスカスのガナッシュ。5月のタルトはイチゴとルヴァーブのコンフィとほのかにグレープフルーツの香る胡椒Poivre de Timut (すみません日本語名が見つかりません) のガナッシュ。全てグルテンフリーとなっております。おなじみニコラシェフの自信作は、パリジェンヌの様に美しくスゥイートで軽やか、そしていつもひと癖のある小さなサプライズが決め手に。

さて、私のバカンスの行先はもちろん日本!今から家族に会えるのが楽しみでなりません。

私の大好きな同僚、シェフキュイジニェのジェローム氏。フランス代々続く貴族の出身でありながら料理の道に進んだシェフは日本でも修業をされた事がある大の親日家。