私、料理をするのがあまり得意ではありません。ゆえに、信条は「良い素材と調味料で勝負」です。新鮮素材を生で、蒸して、焼いて……それを美味しい調味料でいただく。「それで充分、いやそれこそがいちばん美味しい食べ方なのではないか!」ということを言い訳に、手のかかる複雑なお料理は知人の家か(笑)、レストランで楽しむようにしております。

そんな時に出会ったのがオリーブオイル マスターソムリエの梅北奈鼓さん!

梅北さんは先日の鹿児島出張でおうかがいしたナナデェコールのポップアップの主催者。市内で鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ「梅屋」(オリーブオイルの魅力も堪能できるトマト鍋が最高に美味しいです♡)と照国オリーブラボを経営されています。
ポップアップでは梅北さんオススメのオリーブオイルも扱われ、たくさんテイスティングさせていただきました。味わい方のアドバイスをいただいていから、人生初めての“効きオリーブオイル”スタート。「こんなに味が違うのか!」といちいちビックリ!


美味しいだけではなく、健康に良いオリーブオイル。その魅力をまずは簡単インタビューすると……

「オレイン酸が多く含まれ、高血圧や糖尿病、肥満などの生活習慣病の予防効果が。トコフェロール(ビタミンE)には抗酸化作用があり、動脈硬化や冷え症、肩こり、肌荒れなどの予防効果も。他にもアンチエイジングや腸内環境を整えるといったことは証明されています。近年は、前立腺がんや胃がんなどの予防にも効果があるのでは?といった研究結果も発表され、再注目を集めているんですよ」。

でも、どんなオリーブオイルでも良いかと言うと、それは「ハッキリとNO!」だと梅北さんは言います。

「オリーブオイルはいかに酸化していないものを選ぶかが重要。オリーブの実は摘んだ瞬間から酸化が始まります。収穫から搾油。そして瓶詰め後の運搬。ワインと違って醸造することもできないので、とにもかくにも鮮度が命。健康のためにオリーブオイルを摂取する際は、この酸化状態を見極める必要がある」のだそう。体にいいものを選ぶのならエキストラヴァージンオリーブオイルに限るけれど、「いちばん悩ましいのは、品質が金額と比例しないところ。海外からの輸入品が多いオリーブオイルは運搬の際に劣化してしまうことも。誠実な生産者、輸入元を見極めていくしかないんです」。

購入の目安は、①賞味期限はだいたい18か月から24か月。②買うときは必ずラベルで日付を確認。③ボトルは酸化防止に適した遮光瓶であること

購入後のポイントは、①開封したら2か月以内に使いきること。②保管の際は、蓋はしっかりと閉じ、直射日光の当たらない場所に置く 

世界オリーブオイルコンテストで審査員を務める日本オリーブオイルソムリエ協会のマスターソムリエでもある梅北さん。オリーブオイルの魅力に開眼したのはトルコにホームステイした時だという。「日々の食事に使うだけでなく、胃痛や便秘、日焼けの時も、ホストマザーにオリーブオイルを飲んだり塗ったりすることを薦められたんですよ」。


オリーブオイルは「実」を絞ったものなわけですから、それは言うなれば「フルーツジュース」。産地や品種、生産者によって味は変わる。テイスティングさせていただき、そんな当たり前のことをしみじみと実感いたしました。

私が当日気に入ったのは左のもの。こちらは辛みと青みが強めでクセがあったのですが、それがかえって私の舌とは相性が良かったようで。<左から>早摘みオリーブを使用し、収穫後12時間以内に搾油。コールドプレス製法で作られた「メルガレボ オヒブランカ エキストラバージン オリーブオイル」。モデナ産のぶどうを長時間煮込んでできた濃縮ブドウ汁を木の樽で数年かけて熟成させたバルサミコ酢「ANTICA SOUGENTE」。鹿児島にある小川醸造の醤油「こだわり」。ちなみに、料理はもとより、こちらをスプーン一杯毎朝いただいています。それにより、とっても“快腸”な日々を取り戻しました♡ ※オリーブオイルは照国オリーブラボで取り扱いがあります。


一緒にバルサミコ酢とお醤油もお買い上げ。オリーブオイル+塩、オリーブオイル+バルサミコ酢、オリーブオイル+醤油……そこにハーブを入れたなら、オリジナルの調味料が無限に作れますね! 

たかがオイル、されどオイル。素材勝負の料理でやりくりしたい私は(苦笑)、調味料選びはストイックに。美味しく、楽しく、健康的に食卓を彩っていければと思っています。

私のお品書き
昨日公開した教育改革実践家の藤原和博さんの記事は読んでいただけましたか? 咲子が大興奮で会議で提案してくれた、モードチェンジのための必要な図解「キャリアの三角形」理論。確かに、「とても分かりやすい!」とすぐにインタビューのオファーをしました。ご自身のためはもちろん、パートナー、お友達、お子様のためなどにも是非!