これからの人生をより豊かにするため、「他人軸を自分軸へ」というメッセージをより濃密に伝えるために……自分が編集長になるにあたり、ミモレが扱ってきたファッションの視点を少しずらしてみたいな、と考えました。そこで、まっさきに思い浮かんだのがミモレでの連載執筆をお願いした服飾ディレクターの岡本敬子(インタビューはコチラ)さんです。

私のおしゃれ師匠・岡本敬子さんをミモレで紹介したかった理由_img0
実は先日の出張で訪れていたのは鹿児島。岡本さんの連載や楽しいプロジェクトを相談するために、ポップアップでのトークセッションに急遽参加。打ち合せもたっぷりと。着用のワンピースはオーガニックコットンブランドのナナデェコールと岡本さんのコラボ。


常日頃、「ファッションとはなんだろう?」と考えています。現時点での、そのひとつの答えは「ファッションは、自分がどうありたいかを発信するメディアである」ということです――自分のファッションを考えるということは、「自分はどうありたいか」という問いに向き合うこと。逆に言えば、「自分がどうありたいか」が明確になっている人は、自分のファッションに迷わないのではないか。

そんなことを考えている私は、ミモレの読者の方にぜひ岡本敬子さんを知っていただきたい、と思った次第です。もちろん敬子さんのスタイルをそのまま真似していただきたいわけではありません。自分だけのスタイルを思い切り楽しんでいるひとりの女性の感性に触れていただきたいな、と思うのです。

今日から、敬子さんの旅スタイルを数回に分けて紹介します。暮らすように旅して、旅するように暮らしている「軽やかさ」も敬子さんの魅力。敬子さんの旅スタイルから、「自分らしさの見つけ方」「おしゃれとの向き合い方」のヒントに出合っていただければ嬉しいです。

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鹿児島市内からたくさんの方が参加したトークショー。ミモレ読者の方もいらっしゃってビックリ! 地方で読者の皆様にお会いすると、たくさんの方と日々コミュニケーションをとらせていただいているんだと嬉しさとともに気持ちも引き締まります!
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先日、発祥と言われる天文館むじゃきでは「白熊」を食べることが叶わなかったと書きましたが、それは敬子さんの「私は蜂楽饅頭の白熊のほうが好み」という一言があったから(笑)。品良い甘さの練乳かき氷の中に、フルーツや豆、寒天がたっぷりと♡ 大判焼きのような蜂楽饅頭(白餡)も一緒にいただきました。 


『ほぼ日』ではスタイリスト伊藤まさこさんとの対談「女子と旅と買い物と鞄」が掲載されています。こちらにも伊藤さんが「尊敬する先輩」と評する敬子さんの魅力がつまっております♡