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思春期の子供たちとの関わり方に悩んでいます…

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両親の離婚、死別、自らの離婚…。自らを「悩む人生の代表選手」と語る亜希さんは、人から人生相談を受けることも多いようです。そんな亜希さんに、今回は読者から寄せられた「子育て」についての質問をぶつけてみました。

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著書『亜希のことば』より。野球をしている次男の練習に持たせてるという「3合弁当」。「スプーンで一気にかき込めるものがいい」という本人のリクエストにより炒飯か丼ぶりに。食べるのもトレーニング!そのおかげか春から5キロ体重が増えたのだとか。なんとも頼もしい!

 

Q .息子が少年野球チームに入り3年が立ちます。はじめは毎週土日に元気に練習に励む事を目標にして息子たちも頑張ってきました。私も出来る限りのサポートをして支えています。ところが、5年生になると練習も厳しく監督に怒られることもあり、息子が野球を楽しめてないのかな?と思う事も増えてきました。その時々に息子にかける言葉が難しいことがあります。亜希さんは息子さんたちが悩んでいたり落ち込んでいるなと感じる時はどう接したりしていますか?


A.褒めて子供の気分を上げようと思う人も多いと思うのですが、野球に関しては私はとても厳しいんですよ…。うちの次男に関してはとことん厳しくて、「今日は本当にチキンだったよね」と言うことも(笑)。消極的なプレーだったり、くらいつく気持ちが見えないときは、はっきりとそう伝えます。ただ、どの子にも効果的かは分からないですよね…。その子のタイプを親がどう見極めるかが大事だと思います。

いつも車で試合に送って行くときに、息子が音楽を聴きながらテンションを高めるているんですが、ある時「聴くだけじゃなくて歌ったら?」と言ってみたんです。「思いっきり声を出して歌ってみな。気持ちいいから。絶対調子上がるよ」って。そしたら打ったんです。

スポーツはメンタルな部分は大きいから、暗示をかけるのは大事。まだまだ単純なところもあるので、「移動中から歌ったら打てる」「これを食べれば打てる」とか、親が気づいてちょっとした暗示をかけてあげられるといいいですね。そういう「調子が良かった時にやっていたこと」は細かくチェックしてます。質問者の方もずっと息子さんを応援されてきたので、きっと息子さんのラッキーアイテム、ラッキーアクションを作れるんじゃないかなと思います。

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著書『亜希のことば』より。高校生の長男、中学生の次男は亜希さんよりも大きく成長し、今では息子の靴のおさがり?を履くこともあるそう。

 

Q .思春期の子供たちとの関わり方について悩んでいます…。亜希さんと息子君達との家族のルールはありますか。


A.私の母はまったく細かいことは言わない人でした。ただ、一度だけ、嘘をついたときに、一日中警察みたいにとことん問詰められた事があって(笑)。細かい内容は覚えていないのですが、嘘をつくっていうのはあり得ないとその時しっかり刻み込まれました。だから私も息子たちに細かいことは言いませんが、嘘はつかない、というのはやはり絶対的なルールです。

思春期の子どもたちは難しいですよね~。子どもの性格にもよると思いますが、うちの場合は、次男にはとことん詰める、はっきりと言う。長男は繊細なので落ちこむと面倒くさいから言葉を選びます(笑)。

毎日ぐちぐち言うのはやめようっていうことだけは決めていますね。言えば言うほど聞こえなくなるのが男児の習性(笑)ただ、ここは頑張らなければいけない場面でゲームばかりやっていたときに「目が死んでるよ。」と言ったり、急に凄みを利かせることはあります。ガツンと言うためには日々の信頼関係が必要だし、言うこちら側の覚悟も必要ですけどね。

子どもには絶対遠慮しない。顔色を見ない。これを言ったことによって、きっとしばらく部屋から出てこないだろうな、と思ったとしても、言うべきことは言う。「うざい」と言われるのが嫌だから、分かっているけど言えないというお母さんの話も聞きます。でも、親が遠慮すると、子供のほうも距離を感じちゃうと思うんです。

「またうざいのきた」とか「あーまた重い話。重いのいらないんだけど」と息子に言われても、「はい、重いのいきますよ~~~!」って明るいノリでガンガン言っちゃう(笑)。暑苦しいんですよ、私(笑)その代わり答えは求めません。響かなかったらそれでもいい。とにかく私の気持ちを伝える、というのを大事にしています。それが思春期の子供との距離を埋める近道かなと思います。

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以上です。
今回も読者の皆さまから、著書『亜希のことば』の刊行によせてメッセージが届いています。こちらもぜひご覧になってくださいね。

いかがでしたか? 次回は11月16日(金)に公開します。お楽しみに!

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<新刊紹介>
『亜希のことば 私を笑顔にしてくれるヒト・コト・モノ』
著者 亜希 1400円(税別) 講談社

「晴れの日も、そうじゃない日も、
食欲と笑いがありますように」
子どもと、人と、そして自分との向き合い方。生きていくうえで大切にしていること。年齢を重ねて辿り着いたファッションや美容のスタイル――。
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