ずっと応援してきたチャランポランタンが、先日10周年ライブをNHKホールで行いました。

インディーズ時代、下北沢の音楽祭に出演。彼女たちが下北沢の路上でパフォーマンスをしている最中、私たち観客(といっても7、8人くらい?)と彼女たちの間を自転車が行き来するという非常にシュールな体験も。それが、NHKホールですよ! もう、感慨深さしかありません!


インディーズ時代、「すんごく可愛い姉妹ユニット(デビュー当時ヴォーカルの妹ももちゃんは15歳。アコーディオン担当の姉の小春ちゃんは20歳)が、すんごくオルタナティブなことをやっている」との評判を聞きつけて、ライブに通い出したのが始まりで、結果、顔見知りに(笑)。というわけで、今回の10周年ライブは、本当の妹たち(あれ、娘たち?)を見守るような心境に。感無量!

よく聞いていたのがこちらの『空中ブランコのマリー』。「自分たちよりう〜んと若い女の子たちがすごいな〜」と感心しきり。シャンソンをベースにした無国籍な世界観に完全にノックアウトされていました。

そして、どんどんライブをする箱が大きくなっていき、彼女たちがスター街道を歩む過程を傍らで観察していた私は、いちいち親戚のおばさん気分で感動していたのですが……ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のオープニング曲に決まった時と、小春ちゃんがミスチルの全国ツアーでサポートメンバーに決まったと聞いた時には鳥肌がたちましたね〜(しみじみ)。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Koharu〈Charan Po Rantan〉さん(@suttokodokkoiii)がシェアした投稿 -

小春ちゃん(写真右)はミスチルのツアーに参加。東京ドームも舞台にも!

 

なんとツアーグッズのデザインも。多才!

 

今回のライブのアンコールで、小春ちゃんがソロ演奏後のMCで、「ひとりでいることが好きで、だからひとりで演奏が完結できるアコーディオンを昔からひとりでずっと弾いていて……完璧な孤独だったのに。ひとりで演奏すれば、全部責任は自分にあるから、自分が完璧にさえやれば完璧な演奏ができる。でも、相方として妹を引き入れてしまい、たくさんのバンドメンバーやスタッフも巻き込んでしまい……この10年間、たくさんの人の時間泥棒をしてしまった。10年たって、今、こんなに私のまわりに人はいるけれど、また、誰もいなくなっちゃうのかな。そうしたらどうしよう」というような意味のことを涙声で話し、私も思わず泣いてしまいました。

自身のネガティブ志向を公言する繊細な小春ちゃんの発言した「完璧な孤独」。私はそんな覚悟で何かに取り組んだことがあるのだろうか? そして、人と何かをする時にその人から「時間を奪っている」という謙虚な気持ちになったことはあるだろうか? 

一方、ポジティブ全開で屈託のない妹ももちゃんの明るさにはいつでも惚れ惚れ(NHKホールということで、紅白の小林幸子さんよろしく、最後は宙づりになりながら衣装ごとせりあがっていきました笑)。

この15歳と20歳年下の女の子たちから学ばされることばかりです。

ともあれ、何かひとつを長い期間かけて愛し続けて追っかける行為というものは、やっぱり楽しいものですね!

全国のファンから。これだけで私は泣ける! 

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