アーティスト清川あさみさんと詩人・最果タヒさんがタッグを組み話題となった書籍『千年後の百人一首』(バタやんもブログで紹介していましたね!)の原画百点を一挙に初公開する本展覧会が、京都の両足院 建仁寺山内にて開催されています。

清川さん自ら今回の個展を開催するならば両足院でと熱望し、実現した企画だそう。
【展覧会概要】 「千年後の百人一首」原画展 ー糸で紡ぐ、歌人のこころー会期:〜12月10日(無休)
会場:両足院 建仁寺山内
開場時間:10:00〜17:00(ご入場は閉門の30分前まで)
観覧料:一般1000円、大学・中高生800円、小学生以下無料

第2会場:グランマーブル祇園(1階)カフェ&シャンパーニュ祇園ちから(2階) 
営業時間:1階11:00〜20:00、2階11:00〜19:30(L.O. 19:00)
※2階へはカフェのご利用が必要です。 

アーティストの清川あさみさんをご存知ですか? いろいろな作品展や広告ヴィジュアル、絵本などで触れられている方も多いと思います。NHKの連続テレビ小説『べっぴんさん』ではタイトルオープニング映像やポスターも手がけられていました!

刷り物でももちろんなのですが、私としては、刺繍のひと針ひと針を間近で見られるこの機会に是非原画を見ていただきたいと思っています。実は、私、今はなき『GLAMOROUS』という雑誌で清川さんの連載を担当しており、毎月あがってくる作品を受け取るのが本当に嬉しく、「これぞ担当編集者特権!」としみじみ原画を鑑賞しておりました。「インスピレーションのままに一気呵成に仕上げている」とご本人が語る作品は、本当にあさみさんが刺繍をする指先の動きまでもが見えるような躍動感を感じることができるんです。

当時、『美女採集』で注目を浴びていたあさみさんが、「大森さん、私、男子でもやりたい! 男子……男糸!」と始まった連載で、各界の第一線で活躍中する男性の内面を歴史上の人物や神話の登場人物などになぞられた意欲作でした。(以下、敬称略)浅野忠信、綾野剛、内田篤人、EXILE TAKAHIRO、桐谷健太、窪田正孝、隈研吾、瀬戸康史、中村達也、東出昌大、福士蒼汰……今思い返しても、本当に贅沢な体験でした。ぜひ、機会があれば、こちらの『男糸』作品も見ていただきたい!

記者会見ではプライベートでも親交が深い女優・南果歩さんが現代語訳の朗読を披露。
 
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