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ブローチを帯留めに。品格のある菊柄のお着物

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昭和34年に皇室に入られてから60年間、人々を励まし、癒し、勇気づけてきた美智子さま。ミモレでは5月のご退位の前日まで、今も色あせることのない、日本女性の美、品格、優雅さ、可憐さ、思いやりの心を体現している装いを毎日振り返ります。

美智子さまのお気に入りでもある菊の花柄のお着物。帯や小物を変えて、度々お召しになっています。昭和44年8月、第6回国際女子体育会議にご出席。
帯留めに使われたブローチが印象的。帯締めとメイクの色をブラウン系で合わされて。
お着物の際、髪型はシンプルなアップにされていることが多く見受けられます。


写真はすべて、講談社所蔵写真3万枚超から厳選した貴重なカットです。
この企画は弊社写真部のカメラマンが主に1960~1970年代に美智子さまを撮影したお写真で構成されています。キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。古い写真が多く、退色・汚損したものは色鮮やかにデジタル化してよみがえらせています。

 

『美智子さま あの日 あのとき』

渡邉 みどり(監修) 2200円(税別) 講談社

若かりし日の美智子さまの写真を見ると、その凛とした美しさ、素敵な着こなしに、思わずため息がもれます。今見てもおしゃれと思うそのお姿は同世代の方々だけなく、幅広い世代の憧れ。講談社所蔵3万点以上のお写真から選び抜いたものをデジタル化し、色鮮やかによみがえらせました。オールカラー。永遠の美しさ、おしゃれのお手本はプレゼントにもおすすめ。
その美しさ、心温まるお写真は何度も見たくなります。

写真/講談社写真部
構成/片岡千晶(編集部)