名古屋のひつまぶし、佐原のうなぎに続き、次に行きたい! と狙っていたのが、食べログ“TOP50”に入る、東京・池袋の『かぶと』。なんと驚きの4.42ポイントです(5ポイントが満点)。1月にその存在を知り、即、電話した時点で4ヶ月待ちの激混みぶり、すごい。「初めて来店される方には、まず養殖モノを召し上がっていただきます。2回目以降、天然モノの入荷があれば、天然モノをお出ししています」とのこと(そうか、お金を出せば天然うなぎを食べられるわけではないのか、ちえっ)。なかなかに手強そうです。食べログの口コミ237件にざっくり目を通すと、大将のおしゃべりはかなり“辛口カジュアリー”。でも、“衝撃のうなぎ”“格別なうなぎ”“うなぎの神様”と絶賛の口コミが続きます。

早く食べてみたいじゃないか・・・・・・・・。

4ヶ月って長いようで短いですね。ふと気づけば、予約当日。おいしくうなぎをいただきたい一心で昼は抜きました。遅刻したら、すごく叱られそうなので、予約の15分前に到着しました。

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店構えからは、超有名店とわかりづらい名店(笑)。いい匂いに誘われて、通りがかりの人が何組も入ろうとしたけど、門前払い。予約すら入れてもらえませんでした。

店は昔の居酒屋風でカウンターと4人席が2つだけ。入り口近くに焼き場があり、大将が汗だくで、大量のうなぎをばっさばっさと焼いています。
いい香りが漂い、空腹感もピークに。クンクンしながら、まだかなぁまだかなぁーーと待っていると

「とっとと食って、帰ってくれ!」
「ばかやろう、土産もなしで手ぶらで来やがって!」

大将の怒鳴り声に続き、お客さんのドッという笑い声が。
みんな、喜んでいる??
ふと気づけば、仕事現場では、ほぼ最年長の私。最近は年齢のせいか、処世術が身についたからなのか、滅多に他人さまに叱られることもなくなりました。ちょっとたまには叱られてみたいかも。

次に大将、こちらに向かって
「お待たせして悪いね。もうちょっとだからな。とっとと帰ってもらうからな」
と笑顔。正直、きゅんとしちゃいました。
(こういうの、ストックホルム症候群っていうんでしたっけ? 違うか?)

大将とうなぎ、超楽しみです。続く。
(この時点で予約時間から30分が経過。倒れそうでした・・・・・・)

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うなぎを焼くのと日本酒をお燗するのは大将。日本酒好きだからか、うなぎパワーなのか、大将のお肌はつるつるできれい。