【美智子さまの秘蔵写真】エレガントな初夏の淡色スタイル

昭和34年に皇室に入られてから60年間、人々を励まし、癒し、勇気づけてきた美智子さま。ご退位した今も色あせることのない、日本女性の美、品格、優雅さ、可憐さ、思いやりの心を体現している装いを振り返りました。
ミモレの『毎日、美智子さま』にて公開していた写真から、今回は美智子さまの初夏にぴったりな淡色スタイルに注目します。

若草色のジャケットに、ピンクの帽子とレースを

若草色のツーピースは、プリーツのスカートと短めの袖丈でチャーミングな印象に。ピンク色の帽子、レースのインナーを合わせられた、ご公務では珍しい可憐な装いです。昭和43年6月、東京・聖心女子大学で行われた身障者英語弁論大会にご出席。

小物は光沢感のある白で。ポインテッドトゥのヒールも、美智子さまの定番です。

ジャケットの緩やかな襟元の形にぴったりなレース、パール、そしてお帽子のピンク。淡い緑とピンクの組み合わせが、優しく柔らかな印象です。

涼やかに品よくサックスブルーのツーピースを着まわし

色も素材も涼しげなダブルのツーピース。皇太子さまも白のスーツでご夫婦揃って爽やかなコーディネートです。昭和44年9月、長崎にて。

バッグ、靴、手袋は光沢感のある白でスッキリと。アクセサリーは一連のパールのネックレスとご愛用のブレスレットのみでシンプルに、お帽子のコサージュと好バランスです。

上写真と同じスーツをお召しに。帽子のコサージュを華やかなものに変えられて、上半身が注目を集める席でのお心遣いを感じます。昭和44年6月、東京・厚生年金会館で行われた都市計画全国大会にご出席。

昭和45年7月、大阪万博では三連パールのネックレスを合わせて。

写真はすべて、講談社所蔵写真3万枚超から厳選した貴重なカットです。
この企画は弊社写真部のカメラマンが主に1960～1970年代に美智子さまを撮影したお写真で構成されています。キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。古い写真が多く、退色・汚損したものは色鮮やかにデジタル化してよみがえらせています。