5月1日、元号が令和に変わり、新しい天皇陛下が即位されました。
上皇后になられた美智子さまは、新天皇となられた浩宮さま(当時)をどのように育てられたのでしょうか? テレビ、新聞でも話題の日めくりカレンダー『永遠に伝えたい美智子さまのお心』より、秘蔵写真とともに、美智子さまの育児エピソードとお言葉を振り返ります。

今ごろ私の子守歌を聞いているだろうと思うと、
私自身、気が休まるのです

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浩宮さまを連れて静岡・沼津の海岸をご散策(昭和37年8月)

生後7ヵ月の浩宮さまを残して、初の国際親善のご公務のためにアメリカへ。出発前、美智子さまは浩宮さまのために子守歌をハミングしてテープに吹き込んでおかれました。浩宮さまに淋しい思いをさせたくないだけでなく、美智子さまご自身の慰めのためだったといいます。仕事のために子どもを残さなければならない母の気持ちを素直に打ち明けた、昭和35年9月、ワシントンでの女性記者との記者会見より。
 

何よりもまず本人の幸せを祈りたい

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行事の合間に浩宮さまのお話に耳を傾けられる(昭和41年5月)

誕生から間もない浩宮さまの育児方針について、美智子さまは我が子の幸せを願う気持ちを込めてこうおっしゃいました。子どもの個性を伸ばし、忍耐強く育てること。美智子さまの愛情をたっぷり受けて、すくすくと育たれた浩宮さま。美智子さまは、のちの会見で、「浩宮の人柄の中に、私でも習いたいというような美しいものを見出しています」とも話されています。昭和35年、米国訪問にあたっての記者会見より。
 

人として恥ずかしくないように子どもを育てたい

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皇室の育児の慣習を変えられた美智子さま。東京・小石川植物園にて(昭和39年5月)

これが美智子さまの子育ての基本でした。どんな境遇にあっても現実に耐えて、凜とした態度を貫ける強さを育む。そのために、人間として自立する下準備である「幼いときのしつけ」をとても大事にされていました。とりわけ大切にされていたのが、「ご挨拶などの日常の礼儀を守ること」だったのです。
 

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構成/片岡千晶(編集部)