ひさびさにハマっているTVプログラムがあります。
イギリスで大ブームを巻き起こしている「ブリティッシュベイクオフ」。
12人のベイカー(お菓子やパン作りが好きな人たち)が毎週3つのお題に挑み、1人づつ脱落していくサドンデスのコンテストです。
参加者は、皆アマチュアで本職もアイデンティティも様々。今までの経験と知識、そして自分のアイデンティティを発揮しながらテーマに取り組みます。
先日私が視聴しているシーズン6の放送(D life)終わって、今はシーズン5の再放送が終わったところ。
このコンテストは、優勝しても賞金もプロになるための番組の援助もありません。
本当にお菓子やパン作りが好きな人たちが、プライドと腕をかけて戦いに臨みます。だからなのか、人を蹴落とそうとしたり嫉妬やいがみ合いとは無縁。自分と向き合い、時には助け合いながら課題に一生懸命に取り組む挑戦者たちの姿には、感動すら覚えます。
ただ、本国ではシーズン9まで回を重ね、12人の出場者の枠への応募者数は数千人。番組中の一挙一動が新聞に載り、番組の中からベイキングを本職にする夢を叶える人も出てきました。
*「これから見るから、結果を知りたくない!」という方は、以下は読まないでくださいー。
シーズン6に出場していたナディア(NADIYA)もその1人。
彼女はバングラディシュ出身のイスラム教徒で、3人の子どもを持つ専業主婦。
最初の方の週では「もうできない!」と言ってオロオロしていた(ご主人談)のが、回を重ねて勝ち進むごとに少しずつ自信を持って自分の作品をつくろうとする姿が印象的でした。
決戦を終えての彼女のことばは、「これからは自分で限界を決めない。私には無理とか分からないなんて二度と言わない。」
その後、彼女は自分の番組を持ち、本を出版し、なんと女王の90歳のバースデーケーキをつくる栄誉を得るほどに。新しいことにどんどんチャレンジし、大活躍しています。
https://www.nadiyahussain.com/
人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。
(ヘレン・ケラー)
私も彼女に勇気をもらいました。
がんばるぞー。
おすすめです。「ブリティッシュベイクオフ シーズン6」。
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