毎回、ブログのトップの写真は和菓子にしていますが、和菓子こそ日本の四季を現す小宇宙だとしみじみ感じています。特にきんとんは、形はほぼ同じなのに色を変えただけでお花に見えたり雪に見えたり。今回のきんとんは薄い黄色とアイボリーで、山吹のお花が満開の里山の様子を想像させてくれます。

淡い黄色のグラデーションに見えて愛らしいです(とらや製)

以前のブログで、お友達の作家さんに小さなぐい呑のお仕覆を作っていただくことになりましたと書かせていただきました。

何種類もの裂地の中からイメージに合うものを選ばせていただきました。古裂は当然ですがすべてが一点ものですので選ぶときは少し緊張しました(笑)

まず表側の古裂と裏地と紐の組み合わせを提案していただきました。このぐい呑には特別な思い入れがあります。それを大切に考えて生地を選ばせていただきました。

ふわっと包み込む布のあたたかみ。ため息が出ます。

出来上がったお仕覆はとても素敵なものでした。緻密に計算された柄あわせ、表の布の薄い金茶に合わせた裏地の深いお抹茶色!裂地の色に合わせて選び抜かれた糸をひと針ひと針気持ちを込めて刺してくださり…彼女のあたたかい気持ちがこもっていて、お仕覆を作っていただいて本当に良かったと感激しました。

さすが、の一言です。こんな風に素敵に仕上げてくださって本当に嬉しいです♡

渋さと柔らかさを併せ持ち、春の息吹にも秋の黄金色にも見えます。美しい姿に時間が経つのを忘れて見惚れてしまいます。
100年以上昔の古裂が、どこをどう渡って私の手元にやってきたかを思うのも楽しいです。
今日もリビングの棚の上でお仕覆をまとったぐい呑が静かに微笑んでいるようです。

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