24

【熊倉正子】「“似合う服”を見つけるには、“似合わない服”をまず買わないこと」

0

ディテールあるアイテムはモノトーンでまとめてさらりと

【熊倉正子】「“似合う服”を見つけるには、“似合わない服”をまず買わないこと」_img0
【熊倉正子】「“似合う服”を見つけるには、“似合わない服”をまず買わないこと」_img2
 
【熊倉正子】「“似合う服”を見つけるには、“似合わない服”をまず買わないこと」_img4
 

トップス/サンローラン、パンツ/カレント エリオット、バッグ/シャネル、靴/ジャンヴィト ロッシ

「トップスは、トム・フォードの頃のサンローラン。なかなかこれも古いでしょ」と笑う熊倉さん。シャーリングの入った、こんなデザイン性のあるものこそ、コーディネートはごくシンプルにまとめるのが信条だ。「デコラティブなものにさらにインパクトのあるものを重ねるような、オーバーコーディネートはしない派です。すっきりまとめたいから、全体的に色もほぼモノトーンにおさえました」


最近では、新しい服を買うことはほとんどないという。「私ぐらいの年齢になると、かなりヴィンテージの在庫ができてくるので、シーズンごとに〝これ〟と決めたものだけ出し、残りは次の機会までしまっておくんです。なので新しく買うものは靴、そしてたまに
バッグくらい。最近サンダルはほとんどアルバロ。フラットで使いやすく、リゾートにもぴったり。この着こなしにはジャンヴィト ロッシのヒールを合わせましたが、ポール アンドリューも多いですね」

後編では、大好きなシャツを主軸にした熊倉さん流の「仕事服」、さらに夏のパーティにぴったりのブラックドレスを披露していただきます。お楽しみに!
 

熊倉正子さんの写真一覧はこちら>> 

※この記事は書籍『おしゃれコーチング』(講談社刊)から抜粋したものです。

【熊倉正子】「“似合う服”を見つけるには、“似合わない服”をまず買わないこと」_img5
 

<新刊紹介>
『自分のスタイルが見つかる おしゃれコーチング mi‐mollet BOOKS Vol.1』

ミモレ編集部 1500円(税別) 講談社

揺るぎない自分のスタイルがあると、とても生き易く、楽しい。でもそれを見つけるのは難しくて、日々トレンドや体型の変化などに振り回されてしまう…。スタイルのあるおしゃれな人になるには、どうしたらよいのか。ウェブマガジンとして、読者の悩みに寄り添い続けてきたからこそいきついた、ミモレならではのファッションブックを刊行。「紙のミモレが見たい」という読者の熱い声に応えた、待望の書籍第一号です。

【はじめに】白シャツとパール、そして私のスタイル
ミモレの大草直子編集長スタイリングにより、カジュアルからドレスアップまで白シャツのスタイルを見せます。
【第1章】インタビュー スタイルのある人ってどんな人?
・女優・板谷由夏さん
・「マディソンブルー」ディレクター中山まりこさん
・「ボンマジック」故・白井多恵子さん
・「CHICCA」ブランドクリエイター吉川康雄さん
【第2章】スタイルのある女性のリアルコーディネート
・熊倉正子さん
・ミモレ連載スタイリスト 田中雅美、斉藤美恵、福田麻琴、望月律子、室井由美子 スナップ&インタビュー
・おしゃれのヒントは街角にある!「SNAP!SNAP!」総集編
白シャツ、ジャケット、デニム、スニーカー、トレンチコートなど、流行に左右されないアイテム別に、ミモレのスナップの中から、人気のあったコーディネートを紹介します。
【第3章】コーチングシート(32P)
読者自身が書き込むコーチングシート。書き進めながら、最後には自分のスタイルのヒントを見つけられる内容。監修は人気スタイリストでミモレ編集長の大草直子。

構成/ミモレ編集部
撮影/Yas
取材・文/井筒麻三子

 

前回記事「【マディソンブルーディレクター中山まりこ】「おしゃれ迷子はチャンス」の真意とは?」はこちら>>