みなさんからいただいた質問は50問以上。そのすべてにお答えすることは残念ながらできませんが、ご質問の多かったことを中心に2週間にわたってお答えしていきたいと思います。
カーテンは目的によって選ぶものが違ってきます
そもそもなぜカーテンが必要なのでしょうか? 眩しいから? 夜、外から見えないようにするため? それとも、冬の暖房効果でしょうか? カーテンは目的によって選ぶものが違ってきます。暖房効果を高めたいなら、厚手で引きずる長さの、窓全体をすっぽり覆うものでなくては。それに対して、日差しや視線を遮りたいだけなら、薄手のカーテンで充分です。色や柄のカーテンは、存在感があるので大きな部屋に。私自身は、部屋が広く感じられるよう白い壁に馴染ませたかったので、麻の布をさらりと1枚、カーテンリングで止めているだけ。洗濯も簡単ですし、影の映り込みが美しいのです。カーテンのポイントは、「質感」と「量感」。化繊の布は極力避けましょう。そして、たっぷりの長さと幅をもたせること。引きずると汚れるからと、日本では短めに仕立ててしまうことが多いようですが、カーテンは布そのものを楽しむアイテム。布がたわむことでできる「ブレイク」が、布の質感を際立たせます。
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