5月1日、皇后になられた雅子さま。以来、聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、精力的にご公務にあたられています。
そのご活躍ぶりに働く女性として母として、敬意や共感を覚えている女性も多いのではないでしょうか? 

 

ファッションも雅子さま流です。鮮やかな色からパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア女性らしい颯爽としたスタイルに憧れたことを思い出す読者の方もいることでしょう。

ミモレではご婚約が決まった頃から今までの写真を紐解き、雅子さまのファッションに注目。雅子さまのスタイルには、知性とエレガンス、そして華やかさがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。

 

皇室御用達のデザイナーでもある伊藤和枝氏がデザインした、グリーンのロングジャケットに濃紺のロングスカートを合わせられて。ロング×ロングのすっきりしたIラインのシルエットが、スラリとした雅子さまにお似合いです。バッグと靴も定番の黒で。1994年11月、中東4カ国歴訪に際し、サウジアラビア大使公邸でご接見を。写真/JMPA・光文社

 

パールのネックレス、深いブルーの宝石とゴールドのブローチ、ゴールド×ホワイトのイヤリング、そしてローズピンクのリップと、雅子さま定番のアクセサリーとメイクでまとめられて。目元に入った長めのアイラインも、お召し物に合ったエキゾチックな雰囲気です。写真/JMPA・光文社

 

同じくサウジアラビアの赤い砂漠をご見学の際は、動きやすさを重視されてかスカートをパンツに。お足元もブーツに変えて歩きやすく。風になびくシフォンのスカーフがエレガントです。写真/JMPA・光文社

 

グリーン×ネイビーのジャケットの配色と同じ、ストライプの帽子を被られて。小物でTPOに合ったスタイルに変えられるのは、まさに雅子さまのセンスの表れです。写真/JMPA・光文社

キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

 

『美智子さまから雅子さまへ 三部作1 美智子さまの想いが雅子さまへ 雅子妃誕生』

価格 1500円(税抜)

今回の代替わりに際して、渡邉みどり氏は、美智子さまと雅子さまの交流、それぞれの苦悩、家族愛などを書き綴った『美智子さまから雅子さまへ』3部作をまとめた。POD(ペーパーバック版)と電子書籍での発売。

構成/片岡千晶(編集部)