今年は重ね着がトレンド。やっと秋冬らしいひんやりした空気になってきて、重ね着が楽しめそうな時季になってきました。寒がりさんには重ね着は必須テクニックですが、とはいえ、ただただ防寒のためでは味気ないので、おしゃれも兼ね備えた重ね着をしたいところ。暑がりさんの中には「重ね着なんて、ただ暑いだけ…」と思った方もいるかもしれません。でも、実は重ね着って、ただ一枚で着るよりも温度調整ができて快適に過ごすことができるテクニックなんです。今っぽくおしゃれに、でも密かに温度調節で着て、快適に過ごすことのできる重ね着スタイルを、スタイリスト福田麻琴さんに4回にわたって提案していただきます。寒さも暑さもあまり気にならないという方も、麻琴さんの素敵なコーディネートが登場するので、ぜひご覧になってくださいね♡

第一回目は秋冬スタイルに欠かせないニット。ニットを制すれば、もう冬のおしゃれは制したも同然! 重ね着テクニックはもちろん、ニットの選び方も教えてもらいました。

寒がりさんの重ね着テクニック①
とにかく隙間を作らず、冷気をシャットアウト!

 

オフホワイトとベージュの柔らかなワントーンに、スカーフのミントグリーンが優し気なポイントカラーに。ニットとロングスカートでしっかり着込む分、足元はパンプスで軽やかに。ニット¥43000、スカート¥32000/イレーヴ(アングローバル)   スカーフ¥23000/アルテア(アマン) シューズ¥48000/ペリーコ(エリオポール代官山)  バッグ¥15000/ザ ライブラリー(ザ ライブラリー 表参道店)   タイツ¥4000/プリスティン(プリスティン本店)  

 

まず寒がりさんが選ぶべきニットは、ハイネックで目の詰まったもの。首、手首、足首の”3首”を冷やさず、あたたかくしておくことが寒さ対策の基本。そのうちの2か所を守ってくれるのが、ハイネックニットです。首元にはスカーフをプラス、さらに足元はコットンの厚手タイツを合わせれば、どこからも冷気を受け付けない万全の対策の完成です。